最高速度432キロ!! 3Dプリントを使ったハイパーカーCzinger「21C」とは?
最高速度は432km/h、0−100km/h加速は1.9秒というモンスターマシン、Czinger「21C」は、軽量化とラグジュアリーな内装を実現するために、アルカンターラ社とパートナーシップを締結した。
マクラーレン「スピードテール」よりも速いCzinger「21C」の内装は、アルカンターラ社製だった
メイド・イン・イタリアの最高品質を誇るマテリアル「アルカンターラ」を提供するアルカンターラ社は、3Dプリンティング技術を使って生産されたハイブリッド、ハイパーカーCzinger「21C」とのパートナーシップを結び、特別にカスタマイズされたインテリアオプションを開発した。
そもそもCzinger 21Cとはどのようなクルマで、アルカンターラ社とどういったパートナーシップを結んだでのあろうか。
Czinger 21Cは、米国カルフォルニア州ロサンゼルスでハンドメイドにより生産される次世代のハイパーカーだ。各種パーツを3Dプリントによって作っており、限定80台で販売される。
シート配列は、前後に1脚ずつの定員2名。21Cにはロードバージョンとレーシングバージョンとが用意されている。
2.88リッターのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載するハイブリッドモデルで、システム合計の最高出力は1250psになる。しかもエンジンのレッドゾーンは1万1000rpmと、非常に高回転型のエンジンだ。
0−100km/h加速は1.9秒。フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンのトップモデルでさえ3秒をようやく切るというタイムであることを考えると、いかに21Cの加速性能がいかに優れているかを理解していただけるだろう。
ロードバージョンの乾燥重量は1183kg、最高速度は432km/hで、レーシングバージョンの乾燥重量は1151kg、最高速度は380km/hである。
ハンドメイドで作られる21Cは、カスタマーの様々なリクエストに応えられるカスタマイズオプションを用意しており、アルカンターラ社のデザイナーはCzinger開発チームと協力し、シート、ドアパネル、ステアリングホイール、そして計器パネルやフロアに使用されるサスティナブル素材のアルカンターラを特別に開発。
カスタマーのリクエストに応えるべく、たとえば、ロードバージョンにはライトベージュやエクリュカラーのアルカンターラを使用し、ステッチやパイピング加工が可能だ。また、軽量のレーシングバージョンでは、特別に開発したエンボス加工のブラックのアルカンターラが使用されている。
アルカンターラは、牛革などを用いた天然素材のスエードと比べると、非常に軽量であるため、車両重量を気にするスポーツカーやスーパーカーではよく用いられる素材である。
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