首都高で問題!?「ルーレット族」対策でPA封鎖… でもトイレは使える? 現場の対応とは
首都高速の大黒PAや辰巳PAは週末の夜から翌朝まで閉鎖されることが多くありますが、2020年5月1日から10日までの期間は、辰巳第1・第2、箱崎、芝浦の各PAが終日閉鎖されています。しかし、トイレや自販機の利用は可能ということです。どのように使えばよいのでしょうか。
首都高で「ルーレット族」が問題に? PAを封鎖
首都高速の休憩施設である大黒PAや辰巳PA(1・2)は週末の夜などにたびたび閉鎖されていますが、2020年5月1日から10日までの期間、首都高速にある4か所のPA(辰巳第1・第2、箱崎、芝浦)は、夜間だけではなくずっと閉鎖されています。理由は「ルーレット族取り締まりのため」ということです。
しかし閉鎖中のPAであっても、じつはトイレや自販機の使用は可能です。現場ではどのような対応がおこなわれているのでしょうか。
外出自粛の要請を受け、首都高速をはじめ全国の高速道路では交通量が激減しています。緊急事態宣言が全国に出された4月17日以降、前年同時期の交通量に比べて、7割減、8割減となった路線も少なくありません。
2020年5月5日の交通量(速報値)は、前年同時期の交通量に比較して、「NEXCO3社+本四」で全車では23%、小型車では19%、大型車では43%と、小型車に限ると8割以上の減少となっています。
首都高速道路や阪神高速も同様で、同じく5月5日の交通量は首都高で40%、阪神高速で41%と報告されています。
空いていてとても走りやすくなっている首都高ですが、逆にそれを狙っているといわれているのが。首都高環状線などを暴走する「ルーレット族」と呼ばれるクルマです。
首都高によると、ルーレット族の暴走をやりにくくするために、その手のクルマが多く集まる辰巳PAや芝浦PAを閉鎖したとのことでした。
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前述のPA封鎖について、「首都高ドライバーサイト」でも次のように公表されています。
「5月1日17時から5月10日9時までの間、下記のパーキングエリアを閉鎖いたします。本措置は、ルーレット族による騒音を伴う迷惑行為や悪質な暴走行為に対して、首都高速道路およびパーキングエリアをご利用されるお客さまの安全な交通の確保および沿道にお住いの皆さまへの騒音対策の観点から警視庁高速道路交通警察隊と協力のうえ、ルーレット族対策の一環として実施するものです」
しかし、このお知らせには以下の一文もあります。
「なお、閉鎖中であっても、トイレとETC利用履歴発行プリンターの利用は可能です。辰巳第1PAと芝浦PAは閉鎖箇所に関係者を配置します。トイレ等をご利用の際は現地に待機する関係者などにお申し出ください。箱崎PAと辰巳第2PAは、駐車スペースを規制機材で閉鎖しておりますが、トイレおよびETC利用履歴発行プリンターはご利用可能です」
PA閉鎖と書いてあると、なかには入れないと思ってしまいそうですが、実はトイレは使うことができるようです。
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