車のボディカラーはグリーン系が流行!? 不人気色「緑色」のクルマが増えている理由
グリーンをイメージカラーとするクルマも登場
グリーンをボディカラーに設定するクルマは、増加傾向にあります。2020年3月19日に発売された三菱の軽トールワゴンの「eKクロススペース」もそのひとつです。
eKクロススペースに設定されているのは「オリーブグリーンメタリック/ホワイトソリッド」という2トーンカラーで、SUVテイストを盛り込んだ同車のキャラクターをより際立たせる色として採用されました。
なお、標準車の「eKスペース」にはオリーブグリーンメタリック/ホワイトソリッドは設定されていません。
eKクロススペースは、カタログなどの訴求色として、このオリーブグリーンメタリックを採用しています。その理由について、三菱は次のようにいいます。
「eKクロススペースのSUVテイストをより引き立たせる色ということで、グリーンを訴求色としました。
eKクロススペースより1年前に発売した軽ワゴンの『eKクロス』のメインカラーが黄色なので、ショールームで2台並んだときに黄色と緑で相性が良いためです。
オリーブグリーンメタリックは派手すぎず落ち着いた色合いですが、主張する色でもあります。eKクロススペースのアクティブな印象に見せる効果があるというのもメインカラーとした理由です」
黄色がメインカラーの軽ワゴン「eKクロス」にもオリーブグリーンメタリックが設定されていますが、こちらのルーフはホワイトではなく、チタニウムグレーメタリックという別の色が組み合わされています。
市場調査によると、以前は燃費や経済性を重視するユーザーが多かったのですが、最近ではボディカラーを重視する人が多くなっていることがわかりました。
ユーザーのニーズに応えるために、各車は豊富なボディカラーを揃えており、そのなかのひとつとして、派手ではないけど個性的ということで、グリーンのボディカラーを設定しているようです。
また、ホンダも、2020年1月にマイナーチェンジした軽自動車「S660」に、新色の緑色のボディカラーを設定しました。
S660のグリーンは「アクティブグリーン・パール」という色で、はっきりとした黄緑色のカラーです。eKクロススペースと同様に、このアクティブグリーン・パールをメインカラーとしています。
ホンダ広報は「『デザインの深化』がモデルチェンジのコンセプトで、S660のスポーツカーイメージをさらに強く印象づけるために、新色をメインカラーに設定した」と説明しています。
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ほかにもさまざまな車種に、緑色のボディカラーが設定されています。
レクサスはラグジュアリークーペ「LC」の特別仕様車「パティーナエレガンス」を限定発売し、専用ボディカラーのひとつとして「テレーンカーキマイカメタリック」を設定。優雅さと洗練された気品を際立たせたモデルとしました。
また、ホンダでは、S660のほかに、SUVの「ヴェゼル」が2018年2月にマイナーチェンジした際に、洗練と妖艶を感じるカラーとして「シルバーミストグリーン」を追加しています。
シルバーミストグリーンを選ぶユーザーは、全体の4.5%(2019年暦年)と、決して多くはないものの、個性的な色を好む人から根強い人気があるようです。
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