運転に慣れた人ほど間違っている!? 正しいドライビングポジションとはどんなもの?
教習所で正しいドライビングポジションを習ったはずなのに…
前出のA氏は教習所で指導する際、教習生がいずれ正しいドライビングポジションを忘れてしまうことを見越して、教習生にアドバイスをしていたそうです。
「事故を限りなく回避することを考えるのが、正しいポジションです。では、3時間正しい姿勢のまま高速道路で運転できるかというと、それは誰だって難しいものです。
とはいえ、楽だからと浅く座ってしまっては、それは緊急回避ができない、急ブレーキが踏めないポジションだということを、多くの人が知らないのです。
教習生には、一般的な傾向として、そうした姿勢を取りがちなところがあるので、緊急時の対応ができなくなることを伝えていました」
全指連では、定期的に安全運転講習などをおこなっており、そこで正しいポジションを経験してもらうそうです。
ある程度運転経験があって、自信を持っているドライバーほど、正しい運転姿勢の必要性を自覚してもらえる傾向があるといいます。
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楽だと思って取っていた姿勢が、長距離運転の疲労の原因になっているのかもしれません。
正しいドライビングポジションこそが突然の事故から自分を守ってくれるので、いま一度初心を思い返して、正しいド運転姿勢を確認してみましょう。
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タクシーの運転手さんが前よりシートをセッティングしてるのは乗客への配慮を兼ねたペダルのストロークを最大に使うためのポジションなのです。
一番分かりやすいのはMT車のクラッチペダルですね、自分の足が延びきった辺りでは行程が残っていることに気付く人は少ないでしょ