超限定販売のSUV「GRGハイラックス」 販売店が独自モデルを投入するワケ

トヨタモビリティ東京は、同社「ハイラックス」のGRガレージ特別仕様車「HILUX GRG Concept」を2020年1月10日から20台限定で販売。トヨタのスポーティブランド「GR」とは異なるモデルだといいますが、どのような部分が違うのでしょうか。

 トヨタの東京地区の販売会社となるトヨタモビリティ東京は、同社「ハイラックス」のGRガレージ特別仕様車「HILUX GRG Concept」を販売。トヨタのスポーティブランド「GR」とは異なるモデルだといいますが、どのような部分が違うのでしょうか。

トヨタモビリティ東京の試乗車(バンパーなど一部販売モデルと異なる)
トヨタモビリティ東京の試乗車(バンパーなど一部販売モデルと異なる)

 1968年に登場したトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」。国内では2004年に販売を終了以降「海外専用モデル」となりましたが、日本で販売再開を希望する声も多く2017年に日本導入を復活しました。

 日本のユーザーがクルマに求めるキーワード、「ハイブリッド」、「扱いやすいボディサイズ」、「スライドドア」とは真逆を行くモデルですが販売は好調で、現在もコンスタントに500台/月をキープしているそうです。

 人気の要因を聞くと、「力強いスタイル」、「本格4WDとしての走行性能」、「アウトドアで使える多用途性」などが評価されているといいます。

 驚きなのは20代から30代の若者からの支持が高いことで、クロスオーバーSUVが主流となっている現在、「個性的なモデルを選びたい」、「プロスペックが欲しい」という“こだわり”を持つユーザーもいるのでしょう。

 このハイラックス、実は海外向けには「GRスポーツ」がラインアップされています。2018年のサンパウロモーターショーでお披露目されたGRブランド初のオフロードモデルです。

 この情報を知ったトヨタモビリティ東京のGRガレージ室長・塚越富夫氏は「日本にも導入してほしい!」とトヨタ(メーカー)にお願いをしたといいます。

 しかし、トヨタからは「ハイラックスGRスポーツはトヨタのアルゼンチン法人が現地の工場で生産しているモデルのため、法規適合を含めて日本導入は難しい」という回答でした。

 それでも諦めきれない塚越氏は、「パーツ単体で輸入をおこない、日本仕様にドッキングさせた特別仕様車をプロデュースする」という計画を立てました。

 販売店の単独企画ではさまざまな高いハードルあり、実現するのが厳しいのも事実です。そこで塚越氏は、トヨタの販売会社のなかでRVのカスタマイズに明るい群馬トヨタの横田衛社長に相談。

 横田社長は「販売店の有志連合で実現しましょう!」と日本でハイラックスの取り扱いをおこなっているトヨタ店系列のGRガレージ12社に提案した結果、12社全てが参加するプロジェクトになったといいます。つまり、メーカーではなく販売会社が企画した初のGRモデルといってもいいかもしれません。

 販売会社には、輸入に関するノウハウがないため当初よりトヨタのカスタマイズを担当するTCD(トヨタ・カスタマイジング&デベロップメント)の協力を得たほか、現地法人との交渉にはトヨタの当時GR統括部長だった大塚友美氏の助けもあり実現したといいます。

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