ホンダ新型「フィット」の燃費は? 上位陣が様変わり!? 最新燃費ランキングTOP5

新型フィットは3位に! 新型ヤリスは何位?

●2位:トヨタ「カローラスポーツ」

 国土交通省が公表した資料では、もっともWLTCモードの数値が良かったのが「カローラスポーツ」です。

 ハッチバックのカローラスポーツは、2018年6月に発売された新型モデルです(カローラシリーズでは通算12代目)。パワートレインは、1.2リッターガソリン車(2WD/4WD)と1.8リッターハイブリッド車(2WD)が設定されています。

 そのなかでも、1.8リッターガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド仕様の「HYBRID G」、「X」グレードが30.0km/Lを記録しています。

 カローラスポーツの価格(消費税込、以下同様)は、216万9200円から282万4800円です。

 また、2019年9月17日には、セダンの「カローラ」とワゴンの「カローラツーリング」が新たに発売されたのと同時に、カローラスポーツが一部改良され、ボディカラーの追加やサスペンションの最適化などをおこない、走行性能が向上しました。

WLTCモードで36.0km/Lを記録した新型ヤリス
WLTCモードで36.0km/Lを記録した新型ヤリス

●1位:トヨタ「ヤリス」
 
 これまで国内市場では、「ヴィッツ」という車名で販売されていましたが、今回のフルモデルチェンジによって、海外で使用されている「ヤリス」に変更されています。

 新型ヤリスは、2019年10月16日に世界初公開されましたが、同年12月20日に燃費や価格などの詳細情報が公表され、燃費の良さを示すWLTCモードが「HYBRID X」グレードで36.0km/Lを記録し、現在公表されているWLTCモード燃費でもっとも高いモデルとなりました。。

 これにより、それまでもっとも燃費が良かった「カローラスポーツ(ハイブリッド仕様)」の30.0km/Lを超えた形となっています。

 新型ヤリスは、新開発の1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンに新世代ハイブリッドシステムを組み合わせ、力強く滑らかな走りを実現。

 また、ガソリン車は1.5リッターガソリンと1リッターガソリンの2種類となり、1.5リッターには6速MTも設定されるなど、高い走行性能と環境性能を両立したコンパクトカーのクラスを超えたモデルです。

 価格(消費税込、以下同様)は、139万9500円から249万3000円です。

※ ※ ※

 今回のWLTCモードには、燃費が良いクルマとして定番のトヨタ「プリウス」、「アクア」や、日産「ノート」が入っていません。

 これは、WLTCモードに変わる前に発売されたクルマということもあり、JC08モードでは測定していても、WLTCモードで測定しないため表記されていなく、測定方法も異なるために厳密な比較はできません。

 しかし、国産車のモデルでWLTCモードとJC08モードの表記差は、4km/Lから6km/lとなっています。

 その場合、プリウスのJC08モード燃費でもっとも良いのが39.0km/Lとなるため、新型ヤリスと比べると同等または若干値で新型ヤリスが上回ると予測できます。

 今回、新型ヤリスが公表される国産車のなかでもっとも高くなりましたが、次にこの記録を破るモデルは現れるのでしょうか。

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Writer: くるまのニュース編集部

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