もはや芸術品と言っていい!? 美しすぎるクーペ3選
近年、クーペモデルは減少傾向にありますが、趣味性の強い高額なモデルはまだまだ生き残っています。そこで、とくに美しいデザインのクーペを3車種ピックアップして紹介します。
うっとりするほど美しいクーペとは
近年、日本の自動車市場において2ドアクーペのラインナップは激減してしまいました。メーカーは実用性が高いSUVやミニバンなど売れ筋モデルに注力せざるを得ないため、クーペの減少は仕方ないのかもしれません。
それでも、現在は高額なモデルを中心に販売が続けられており、スタイリッシュなフォルムのクーペは健在です。
そこで、とくに美しいデザインのクーペを3車種ピックアップして紹介します。
●アストンマーティン「ヴァンテージ」
創業から100年以上の歴史があるイギリスのスポーツカーメーカー、アストンマーティンは、プレミアムな2ドアクーペを3車種ラインナップしています。
そのなかでもエントリーモデルが「ヴァンテージ」です。エントリーモデルといっても強力なスペックで、エンジンは510馬力を発揮する4リッターV型8気筒ツインターボを搭載し、最高速度は314km/h、0-100km/h加速は3.6秒を誇ります。
外観は「肉食獣」をコンセプトにデザインされた伝統的な「ロングノーズ・ショートデッキ」のフォルムで、彫刻的かつ筋肉質なディテールの前後フェンダーの張り出しが、美しさのなかに迫力と安定感を演出。
全長4465mm×全幅1942mm×全高1273mmのロー&ワイドなボディは、押し出し接合アルミニウム製にスチールパネルが組み合わされ、1530kgと比較的軽量な車重に収められています。
内装では、低く位置する運転席がドライバーとクルマと進路を一体化し、コクピットは機能性と走りへの集中感が感じ取れるデザインです。
ヴァンテージの価格(消費税込、以下同様)は、2056万8981円からとなっています。
●BMW「8シリーズクーペ」
BMWのクーペといえば、かつて世界一美しいと評された「E24型 6シリーズ」がありましたが、現在もクーペをラインナップし続けています。
最新モデルでは「2シリーズ」「4シリーズ」、そしてフラッグシップの「8シリーズ」が全クーペラインナップです。
なかでも美しいと評されているのが、8シリーズで、現行モデルは2018年に発売。日本では「M850i xDrive」が最初に販売され、後に「840d」やカブリオレが加わりました。
外観は「流麗」という言葉しか出ないほど美しいラインを描き、全長4855mm×全幅1900mm×全高1345mmのビッグサイズを巧みに使って、伸びやかなフォルムを実現。
M850i xDriveに搭載されるエンジンは4.4リッターV型8気筒ツインターボで530馬力を発揮し、走りも外観にふさわしいエレガントさと、圧倒的な速さを両立しています。
M850i xDriveの価格は1746万円です。