ノッポな軽SUVはどっちが好み? 三菱「eKクロススペース」とスズキ「スペーシアギア」を徹底比較!

走行・快適性能やグレード展開の違いは?

 eKクロススペースのパワートレインは、eKクロス/eKワゴンと同じですが、eKクロススペース(eKスペース)には全車ハイブリッドを搭載しています。

 自然吸気エンジンとターボエンジンを用意し、CVTと組み合わせることで、力強く滑らかな加速性能と優れた燃費性能を両立。駆動方式は2WDと4WDが選択可能です。

 また、高速道路同一車線運転支援技術「マイパイロット」をオプションで設定。さらに、下り坂でアクセルとブレーキの操作が不要となる「ヒルディセントコントロール」を国内の三菱車として初めて搭載しました。

 そのほか、新型eKクロススペースに、アダプティブLEDヘッドライト(ALH)がオプション設定されました。ALHは、対向車や先行車にハイビームを照射しないよう、自動的に照射範囲を制限することで、対向車や先行車を幻惑させることなく、視認性を確保します。

 安全装備は、eKワゴン/クロスに装備されている「e-Assist」に加えて、標識検知機能、ふらつき警報、先行車発進お知らせ、前方衝突予測警報という4つの機能が増えています。

 室内空間においては、アクティブなシーンも日常での使用にも対応できるよう、背の高さを活かして広い室内空間を実現。室内高は1400mmを確保し、子供が立って着替えることも可能です。また、ロングスライドできる後席は最大320mmスライドし、一番前にした状態で、運転席から後席の子どもや荷物に楽に手が届くようになっています。

 両手がふさがっていても、フロア下に足を抜き差しすることでスライドドアが開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」も装備され、便利に使えるようになっています。

三菱の新型「eKクロススペース」の後席は最大320mmロングスライドできる
三菱の新型「eKクロススペース」の後席は最大320mmロングスライドできる

 一方のスペーシアギアのパワートレインも、自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類が設定。発進時にモーターのみで走行できる全車にCVTとマイルドハイブリッドシステムが搭載されている点や、2WD/4WDを選択できる点もeKクロススペースと同様です。

 安全面では、前方の車両や歩行者の検知を可能とした衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」に加え、後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」を全車に標準装備。

 さらにフロントガラス投影式の「ヘッドアップディスプレイ」をメーカーオプション設定し、安全装備を充実させています。

 快適装備としては、スリムサーキュレーターや後席両側ワンアクションパワースライドドアなど搭載。さらに、日常だけでなくアウトドアでも水濡れや汚れを気にせず使える、撥水加工を施した専用ファブリックシート、防汚タイプのラゲッジフロアやシートバック背面を採用しています。

 また、後席右側のパーソナルテーブルや、メッシュタイプの助手席シートバックポケットなどを採用し、アクティブライフに役立つ使い勝手の良さを向上させました。

※ ※ ※
 
 両車のグレード展開ならび車両価格(消費税込)は、eKクロススペースが「M」(2WD:165万5500円/4WD:178万7500円)、「G」(2WD:177万1000円/4WD:190万3000円)、「T」(2WD:185万9000円/4WD:199万1000円)です。

 スペーシアギアは、「HYBRID XZ」(2WD:164万4500円/4WD:176万4400円)、「HYBRID XZターボ」(2WD:172万7000円/4WD:184万6900円)となり、それぞれのグレードに設定されるガンメタリック2トーンルーフ仕様は約5万円ほど掛かります。

 同じ売れる要素を持っていてもスタイリッシュな印象を持つeKクロススペースと丸目が特徴のスペーシアギアでは、デザインの好みが分かれるところです。

【画像】どっちが好み? eKクロススペース&スペーシアギアを画像で比較!

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