なぜ必要?「シフトロック解除ボタン」 アクアにあってプリウスはない!? 設置の意味とは
AT車で「シフトロックボタン」がない場合にはどうする?
プリウスなどの解除ボタンのないハイブリッド車などでは、トラブルの際に自分で対処するのは避けた方が良いようです。
ハイブリッド車のけん引において、タイヤの4輪が接地した状態でけん引する場合にはけん引速度30km/h以下で、車両運搬車に積載するなどの短い距離かつ前進方向でのけん引という条件があります。
これは、ハイブリッド車やPHV、EVなどに搭載されている高電圧システムは、駆動輪が接地した状態でけん引をおこなうと高電圧システムを破損させる恐れがあるためです。
一部のハイブリッド車に解除ボタンが搭載されていない背景には、こういった強制的なシフトロック解除による故障を避けるといった理由もあるといわれています。
シフトロック解除ボタンは、シフトの制御方式によって搭載が分かれるようです。まず、自分のクルマに解除ボタンがあるのかを事前に把握しておきましょう。
解除ボタンの使用方法は車種によって違いがありますが、代表的なのはボタン式で、使用手順は「1.サイドブレーキをかける」、「2.エンジンスイッチをACCにする」、「3.ブレーキを踏み込む」、「4.解除ボタンを押したままシフトレバーをニュートラルに入れる」です。
ちなみに、アクアなど一部の車種では、解除ボタンにカバーが装着されており、外すためにはマイナスドライバーなどの道具が必要なケースがあります。
解除ボタンがない場合、万が一の際は自分で対策せずにロードサービスを呼びましょう。さらに、安全確保のために救助は安全な場所へ避難してからおこなうようにしましょう。
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