平均給与はいくら? 過去最高益連発の自動車業界「お給料事情」とは

クルマが好きという人にとってクルマの仕事をすることはひとつの夢ですが、仕事によってどれくらい給与の差があるのでしょうか。

自動車メーカーよりも高額の給与をもらえる?

 クルマが好きな人にとって、クルマに関連した仕事をするのはひとつの夢といえます。しかし、クルマに関わるといっても幅広く、業種によって給与が大きく異なることも珍しくありません。今回は、自動車業界のあらゆる仕事の「お給料事情」を紹介します。

日本の基幹産業ともいわれる自動車業界のお給料事情とは
日本の基幹産業ともいわれる自動車業界のお給料事情とは

 自動車業界の仕事は非常に種類が豊富です。クルマに直接触れる仕事だけでも、自動車メーカーの開発・マーケティング、新車・中古車ディーラーの営業、整備士、自動車、自動車学校の教官などさまざまです。また、クルマに直接触れない仕事であれば、さらに種類が広がります。

 経済産業委員会の資料によれば、日本の自動車関連就業人口は約550万人ほどとされ、日本の全就業数の10%ともいわれています。つまり、日本の就業人口における10人に1人が、自動車関係の仕事をしているのです。

 今回は、自動車メーカーを中心とした自動車業界に関わっている会社の平均給与や、仕事ごとの年収の違い、実際に働く人の声を紹介します。なお、企業の平均年収は上場企業であれば有価証券報告書に記載されているため、それを参考にしていきます。

 はじめに、クルマ作りを担う「メーカー」ではどうでしょうか。一言にメーカーといえど、クルマが完成するまでには自動車メーカーのほかにも、自動車部品メーカー、素材メーカーなど、さまざまなメーカーが携わっています。

 自動車メーカーの平均給与は、トヨタ(約832万円)、日産(約815万円)、ホンダ(約786万円)で、比較的高い水準です。

 部品メーカーについては、デンソー(約817万円)、カルソニックカンセイ(約624万円)、曙ブレーキ(約694万円)で、自動車メーカーに迫る勢いです。

 ここで注目なのが、素材メーカーです。代表的な企業である三菱ケミカルHDは約1738万円、JFEスチールは約949万円、AGCは約817万円で、自動車メーカーと同等か、それ以上の金額となっています。

 素材メーカーはクルマ以外にも多彩な事業をおこなってるので、ほかの業種における利益によって、自動車メーカーを上回っているのです。

 では、メーカー以外はどうでしょうか。自動車販売会社、自動車整備会社を例に見てみましょう。

 自動車販売会社については、約300万円から500万円程度とされています。販売会社には、メーカーの子会社や、高級輸入車を販売している会社もあり、年収の幅が非常に広いようです。

 自動車整備会社も、約300万円から500万円程度とされています。地域や会社の規模によって利益も大きく変わるため、平均年収にも幅があるようです。

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