平均給与はいくら? 過去最高益連発の自動車業界「お給料事情」とは
実際のお給料事情を現場のスタッフに聞いてみた!
年代別の年収については、企業が発表する細かい数字は非常に少ないため実態がわかりません。具体的な金額はどれほどなのでしょうか。
国産車ディーラーの営業スタッフは、以下のように話します。
「具体的な金額はいえませんが、子ども二人と専業主婦の家族と暮らしながら、自分のクルマを持てる生活ができる程度の収入があります。ディーラーの営業マンなので極端に高くはないですが、それほど低くもないです。
また、私のいる会社はメーカー直系の販売会社ですので、輸入車ディーラーに比べると収入が安定していると思います。不安なく働けるという点は、やっぱり国産車ディーラーのいいところです」
また、同店舗で働く整備スタッフは以下のように話します。
「新卒で入社して数年経ちましたが、自動車が趣味だとお金が足りないということがあります。自分の乗っているクルマは排気量が2リッター以上あるスポーツカーで、サーキットにも行くので、正直カツカツです」
自動車業界にはクルマを趣味にする人も多く、さらにクルマには高い維持費がかかります。年収そのものよりも、お金のかかる趣味を持っている、というのも特徴のようです。
また、別の輸入車ディーラーの営業スタッフは以下のように話します。
「年収でいえば、以前勤めていた国産車ディーラーの頃よりは余裕があります。いまの会社はドイツ車をメインに扱っていますが、メーカー直営店ではありませんので成果を上げれば上げるだけ年収もあがっていきます。
売れない月は低くなりますが、長年勤めている営業ですと固定客がいますので、1台も売れないということはないです」
もともと国産車ディーラーに勤めていた人が、年収アップを求めて輸入車ディーラーへと転職することもあるようです。
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自動車に関する仕事について、ウェブサイトやSNSでは「営業はブラック」「整備士は薄給」という言葉を目にすることも少なくありませんが、やりがいだけでなく企業や職種によっては高い平均年収を得ることもできるようです。
働き方改革や、経団連が設定した就活ルールの廃止など、仕事に関する環境は昔に比べて大きく変わろうとしています。
とくに、最近は転職もキャリアアップのひとつとしてポジティブに受け容れられるようになり、スマホひとつで転職活動ができるサービスも広まっています。
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