人気のSUVは激戦! 軽自動車はやっぱり1強!? 2019年に売れた車5選

SUVと軽自動車は、あのメーカーが強かった!

●SUV 1位 ホンダ「ヴェゼル」5万5886台

発売から6年経つも人気が衰えない「ヴェゼル」
発売から6年経つも人気が衰えない「ヴェゼル」

 現在、人気沸騰中のSUVのなかで1位はホンダ「ヴェゼル」でした。2位はトヨタ「C-HR」で5万5677台と、わずか200台ほどの僅差でした。

 ヴェゼルは2013年12月に発売されたコンパクトSUVで、多くの国で販売されている世界戦略車です。

 パワーユニットはガソリンが1.5リッターの自然吸気とターボ、1.5リッターエンジン+モーターのハイブリッドがあり、グレード別で4WDも用意され、さまざまな使用状況に対応しています。

 メカニズムやスタイルは目新しくありませんが、2016年モデルから先進安全技術が充実し、室内が広く使い勝手も良いため、ヒットにつながったと考えられます。

 デビューから丸6年が経過して、通常ならば商品力が低下しているはずですが、今回、C-HRから1位を奪ったのは見事です。

 しかし、2019年4月に日本市場で復活したトヨタ「RAV4」が大ヒット中で、2019年は5万3965台を販売。また、同年11月に発売されたトヨタ「ライズ」、ダイハツ「ロッキー」の売れ行きも好調ですから、2020年はヴェゼルにとって厳しい状況となるのは間違いないでしょう。

●軽自動車 1位 ホンダ「N-BOX」25万3500台

もはや他の追随を許さない、軽自動車の王者「N-BOX」
もはや他の追随を許さない、軽自動車の王者「N-BOX」

 軽自動車のトップはホンダ「N-BOX」で、25万3500台と2019年に日本で一番売れたクルマです。これで、N-BOXは新車販売台数においては3年連続、軽4輪車新車販売台数においては5年連続の首位獲得となります。

 現行モデルは2017年9月に発売された2代目ですが、初代から販売が好調だったため、外観のデザインはキープコンセプトとされました。

 2代目N-BOXは使い勝手と乗り心地、走行性能や環境性能、安全性能のどれもが初代よりも向上しており、次々と登場するライバルが追いつけない状況が続いています。

 実際に、2019年の2位はスズキ「スペーシア」ですが、販売台数は16万6389台とN-BOXよりも8万7111台も下回っているのです。

 2020年も新型軽自動車が発売されると予想しますが、まだまだN-BOXの天下が続きそうな勢いです。

※ ※ ※

 2019年は、多くの国内メーカーが前年を下まわる販売状況で、消費税増税の影響も原因のひとつと思われます。

 また、中東の問題が勃発してしまったことで、しばらくはガソリン価格の高騰も避けられない状況です。

 現在、日本の自動車市場を取り巻く状況は決して良いとはいえませんが、こういう時だからこそ、燃費が良く維持費が安いクルマにこそ、勝機があるということでしょう。

【画像】2019年に日本で一番売れた車!(16枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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