住宅街にはびこる「道路族」でトラブル続出!? 「通報しても無意味」は本当か
道路族の被害に遭ったら取るべき対策とは
実際に道路族の被害に遭ってしまった場合、どのような対策を取るべきなのでしょうか。
まず、一口に道路族といっても、音、不法侵入、器物破損、嫌がらせ、道路占拠、など状況によってさまざまです。そのため、とるべき対策は状況に応じて複数のものがあげられるでしょう。

被害後の行動について、道路族.comの管理担当者は以下のように話します。
「よくある対策の一例として『学校に連絡する』『町内会に相談する』『交番に相談する』『警察に通報する』『役場などに連絡する』『監視カメラを付ける』『家の周りにフェンスや塀を作る』『張り紙をする』『直接話し合いをする』『遠まわしに迷惑だと伝える』といったものが挙げられます。
しかし、じつはこれらの対策によって問題が解決したという例はほとんどありません。こうした対策で解決するトラブルであれば、ここまで大きな問題として取り上げられていないとも考えられます。
唯一、確実な手段になると『引っ越し』しかありません。とはいえ、道路族を理由にマイホームを手放したくないという人が多いので現実的ではありませんが、なかには実行した人もいます」
また、道路族.comの管理担当者は、道路族の問題について、以下のような見解をしています。
「道路族に対する悩みは、周囲に伝えるのがとても難しい問題です。また、実際に経験してみなければ、その大変さも分からないものです。
『子どもが外で遊ぶことを反対しているわけではない』『子どもが嫌いなわけではない』『道路族問題とは非常識な親の事を指す問題である』、といった意見が伝わりにくいため、子ども嫌いがヒステリーを起こしているだけだと思われることが多いです」
子どもたちが関与している場合も多いからこそ、被害を訴える側の意見が伝わりづらい状況になっているとも考えられます。
被害者のなかには、こうした状況を脱出するべく、日々工夫をおこなう人もいます。その一方で、ニュースやメディアなど、あらゆる媒体で世間に取り上げられることは、解決への一歩を辿っているといえるのではないでしょうか。
被害者側の負担を少しでも減らすためには、今後もより多くの人に道路族の問題を知ってもらうことが、解決の大きなカギとなるでしょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。








