「10年先のそば提供」日本一行列のできる伝説のそば屋「港屋」限定復活! メルセデスと共演した理由とは

メルセデス・ベンツ日本は、2019年12月26日より、東京・六本木にある「Mercedes me Tokyo NEXTDOOR(メルセデス・ミー トーキョー ネクストドア)」に、「Minatoya 3」をオープンします。

「日本そば界の歴史を変えた」あの港屋とメルセデスがタッグ

 メルセデス・ベンツ日本とKIKUCHI Art Galleryは戦略的パートナーシップのもと、12月26日より、東京・六本木にあるメルセデス・ミー トーキョー ネクストドアに、「Minatoya3」をオープンします。

肉そば「Minatoya3 Vision “Mercedes-AMG Atatakai-Nikusoba”」(1200円、消費税込)
肉そば「Minatoya3 Vision “Mercedes-AMG Atatakai-Nikusoba”」(1200円、消費税込)

 Minatoya3では、「港屋」創業者、菊地剛志氏がディレクションした、メルセデスのために新設計された肉そば「Minatoya3 Vision “Mercedes-AMG Atatakai-Nikusoba”」(1200円、消費税込)が食べられます。

 営業時間は11時から15時30分(15時ラストオーダー)まで、17時から22時(21時30分ラストオーダー)までで、売り切れじまいとなります。なお、2019年12月31日から2020年1月5日は休みです。

 期間限定ですが、終了時期は未定となっています。

 メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は「今回ご縁があり、伝説の立ち食いそば港屋とご一緒させていただき、お客様へご提供させていただきます。メルセデス・ベンツにはクルマづくりにおける“最善か無か”という試走がありますが、業界は違えど、港屋の妥協を許さないそばづくりの姿勢に感銘を受けました。最高の体験をお客さまへ提供させていただきたいと思います。皆さまぜひお越しください」とコメントしています。

※ ※ ※

 港屋は、菊地剛志氏が2002年に東京・虎ノ門にオープンした立ち食いそば屋です。

 太めの自家製そばにラー油を大胆に入れて食べる斬新な手法は、日本そば界の歴史を変えたとまで称されました。

 またコンクリート打ちっぱなしで大きな看板もない独特な外観、暗めの照明に黒いテーブルの落ち着いた店内と、およそ立ち食いそば屋とは思えない店がまえでも有名で、連日大行列ができていました。

 漫画家の弘兼憲史氏も常連で、あの「島耕作」シリーズにも何度も登場しています。

 そんな港屋は、2019年2月に突然閉店してしまい、あの味は幻となってしまいました。東京・大手町にある「Minatoya2」、そして今回オープンした「Minatoya3」が、港屋のそばを味わえる数少ない店舗になっています。

 そんな菊地剛志氏に話を聞きました。

ーーラー油が効いていてかなり刺激的ですが、クセになる味でした。

「ありがとうございます。今回はイエローのボディカラーのAMG−GTをイメージして開発しました。昨日の朝くらいまで麺の調整をしていましたし。いまだに終わりはありません。そのあたりはクルマの開発と一緒ですよね。常にいちばんいいものを求めています」

ーー港屋のファンはここで食べられることがうれしいんじゃないでしょうか。

「ただ、港屋の肉そばをそのまま提供してもおもしろくないですし、ここでしか食べることができない作品を出さなければ意味がないんじゃないかな、と。ただ美味しいものを提供する、というだけでもなく、なんかやってくれるんじゃないか、文化的なものが詰まってるんじゃないか、と期待していただけると思います」

ーーどうして今回メルセデス・ベンツとタッグを組んだのでしょうか。

「美味しいお店はそれこそいっぱいありますよね。でも何をやるかわからないような店はうちくらいじゃないかなと思うんです。これはメルセデス・ベンツさんもそうなんじゃないでしょうか。自動運転しかり、電気自動車しかり。一番最初に自動車をつくったのはメルセデス・ベンツですしね。

 いまでは当たり前ですが革新的なもの、っていうのがありますよね。うちのそばも10年先を行っていると思っています。メルセデス・ベンツのクルマづくりもそうですよね。なのでこういう取り組みは刺激を受けますし、ボクもメルセデス・ベンツさんもお互い楽しんでやっています。

新しい文化をつくりたい、ということですね。たくさんの人に来て味わっていただきたい。メルセデス・ベンツというと敷居が高いイメージがありますが、もっと距離を近づけて、食べに来ていただきたい。それが想いです」

カラウマッ! AMG-GTをイメージした港屋の肉そばの画像を見る(13枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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