普段からクルマの外装には気を使って、頻繁に洗車をしているという人も多いと思いますが、車内の掃除はどうでしょう。

　車内は気付かぬうちに臭いがつき、思っている以上に汚れているものです。外観の見栄えも大事ですが、長時間を過ごしたり飲食することもあるクルマのなかこそ、清潔にしておきたいものです。

　そこで、家庭の掃除の延長でできる、手軽で簡単なクルマの車内お掃除テクニックを紹介します。家庭掃除の万能クリーナーの「重曹」を使うことで、車内もスッキリ掃除ができるのです。

　重曹は食塩水に二酸化炭素を加えてできる白い粉末状の物質で、正式には炭酸水素ナトリウム（NaHCO3）といいます。

　もともとは食材の臭みを取ったり、膨らし粉として料理で使用されていることからもわかるように、人体に無害なうえに、消臭や洗浄効果があります。

　最近では、清掃用として100円ショップなどでも売っていますから、お金もかからないし、なにより安全です。

　掃除用の重曹を用意したら、早速掃除といきたいところですが、冬の寒空の下の作業になるため、効率よく短時間で済ませたいものです。手早くキレイに車内を掃除するには、どうしたらよいのでしょうか。

　クルマの掃除に必要なものとして、吸引力のある掃除機も用意するとよいです。コードレスなら最高ですが、コンセントが届けば家庭用の掃除機で十分です。

　掃除機がなかったら、強力な吸引力の掃除機がある洗車場やガソリンスタンドでおこなうとよいでしょう。

　ほかには、水やお湯を入れるバケツと、家庭用の石鹸か洗濯用洗剤、さらにはホコリをとる粘着式クリーナー、なければ粘着テープを用意します。