年末は車も大掃除! 手軽で簡単に車内をキレイにするテクニックとは
準備が整ったら車内を掃除! どこから手を付ける?
掃除用具の準備ができたら、さっそく車内の掃除にとりかかります。どのような手順で進めたらよいのでしょうか。
●荷物を取り出す
ダッシュボードのアクセサリーや、トランクルームの備品、足元のゴミ箱やクッションなどもあれば、一度全部外に出します。不必要なものはこの際ゴミとして処分しましょう。
●シートを叩いてホコリを落とす
ドア、窓は全開にして、シートの背もたれや座面、後部座席もすべて、布団叩きのようなもので軽く叩いてホコリを落とします。布団叩きがなければ手で軽く叩くだけでもいいです。
●フロアマットの洗浄&乾燥
フロアマットを引き出し、シートから落ちたホコリもまとめて車外に出します。
ゴミを落としたあと、マットは石鹸水や洗剤を溶かした水などにつけるなどして、しっかり洗浄します。もちろん洗車場でマット専用の洗浄機を使ってもOKです。
洗浄後は風通しのいい場所で2時間から3時間よく乾かしましょう。
●重曹の準備
ここから重曹の出番です。バケツに水(300cc程度)に大さじ2杯(15g)の重曹を入れて重曹水を作ります。
タオルや布の代わりに、大掃除で不要になったTシャツを使うのもいいです。使用時は固く絞ってください。
●天井の掃除
天井にはカビが繁殖し、喫煙車だとヤニで汚れているので、固く絞った布でやさしく汚れを拭き取ります。
●窓の掃除
窓の汚れは外側と内側で異なります。内側は、静電気によるホコリの付着や、手垢(あか)の汚れが中心です。重曹水で拭いたあと、重曹の筋が残ることがあるので、最後に乾拭きします。
●シートの掃除
シートの掃除は素材によって異なります。革シートは固く絞った布で拭き取ったあと、家庭用の「レザークリーナー」などを使って脂分を補充します。
布製のシートの場合、ちょっとしたシミなら重曹水で濡らした布で叩いて落とし、全体の汚れは固く絞った布で拭き取ります。繊維に入り込んだペットの毛などは、粘着式クリーナーや粘着テープを使ってしっかり取りましょう。
ちなみに、布シートの臭いが気になるときは、重曹の粉末をシートにふりかけて一晩放置し、掃除機で吸い取ることで消臭できます。
●ハンドル、シフトノブの掃除
拭き取った白い布が黒くなるほど、予想以上に手垢で汚れているのがハンドルやシフトノブです。とくにハンドルは、重曹の消臭効果が存分に発揮されます。
●ダッシュボードの掃除
ダッシュボードの表面は、「シボ」と呼ばれるシワのような加工がされており、そのシワに合わせて傷にならないよう斜めにやさしく拭き取ります。
スイッチやインパネまわりの布で拭き取れない部分は綿棒を使い、使い古しの歯ブラシを使って汚れをかき出します。
また、メーターカバーはデリケートな部分なので、メガネ拭きやスマホのクリーナーなどで拭き取るとよいでしょう。
●フロアの掃除
掃除の締めくくりに、フロアに残ったゴミを、掃除機で吸い取ります。掃除機を前後にスライドさせながら、座面下の小石やホコリも逃さず吸い取りましょう。
※ ※ ※
内装の掃除は以上で終了です。始めてしまえばそれほど時間もかからずに完了するので、洗車のついでにやってみてはいかがでしょうか。
なお、長年蓄積された汚れや劣化などに対しては、専用のクリーナーを使用したり、思い切ってクリーニングサービスを利用するのもひとつの手です。
そうしてキレイになった車内の状態を維持するのに、重曹を使った掃除は効果的です。
年末年始の帰省やレジャーの前に、車内の掃除に取り組んでみてはいかがでしょうか。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。