日産「リーフ」2020年2月にマイナーチェンジ! プロパイロットやコネクティッドが進化

日産の電気自動車「リーフ」が2020年2月にマイナーチェンジして発売されます。今回のマイチェンでは、「プロパイロット」や「プロパイロット パーキング」、安全機能やコネクティッドが進化しました。

2代目リーフ初のマイナーチェンジ

 日産「リーフ」がマイナーチェンジし、2020年2月より発売されます。2017年に登場した2代目リーフでは、初めてのマイナーチェンジとなりますが、新型リーフはどのような点が進化するのでしょうか。

日産新型「リーフ」(2020年2月マイナーチェンジ)
日産新型「リーフ」(2020年2月マイナーチェンジ)

 運転支援技術の「プロパイロット」は、ドライバーのストレスをさらに軽減するため、下り坂での設定速度保持や、よりスムーズな減速を可能とするブレーキ操作などが可能となりました。また、ワイパー作動時の範囲拡大など機能向上も図りました。

 アクセル、ブレーキ、ハンドル、シフト、パーキングブレーキなど駐車操作のすべてを制御する「プロパイロット パーキング」は、駐車時の発進や切り返しの際の待ち時間を短縮。さらに据え切りを減らすなど、制御を最適化しました。これにより車庫入れや、前向き駐車の時間を約20%短縮しています。

 また、全方位運転支援技術が拡充し、車線変更時の斜め後方の車両との接触回避をアシストする「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」を新たに採用することで、ドライバーは全方位で気づきにくい危険を察知することが可能となりました。

 さらに、衝突を回避するように支援することで、ドライバーはより安心してドライブができます。

 コネクティッドについては、「NissanConnect」に新しいサービス・コンテンツが追加されました。

 ナビとスマートフォンの連携によって、クルマに乗る前の現在地からクルマを降りてからの最終目的地までのシームレスな道案内を可能にする「ドアtoドアナビ」には、目的地に合わせて途中の充電プランを提示する日産初のEV専用機能を追加。

 また、通信によりナビの地図更新が自動でおこなえる「OTA(Over The Air)自動地図更新」や、車内がWi-Fi環境になる「docomo In Car Connect」といった多彩なサービスも、リーフに初採用しました。

 Googleを用いた目的地検索や目的地周辺のGoogleストリートビュー、Google航空写真など、今回、日産初の新たなサービスも採用。これによって、目的地名称が分からない場合でも、キーワード検索が可能になり、Googleのクチコミを確認することもできるようになりました。

 そのほかにも、ドアの閉め忘れが心配になったとき、アプリを利用して離れた場所からドアの施錠状態の確認や、ドアロックすることが可能な「リモートマイカーチェック/リモートドアロック」、高齢ドライバーや免許を取りたての家族の方の運転状況(速度・時間・エリア)をスマホアプリで確認できるドライブ制限アラートなど、安心機能も充実しています。

 その他の変更点では、9インチの大画面に美しい表面処理を施した「EV専用NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)」を標準装備し、地図やメニュー画面の見やすさ、操作のしやすさを向上させました。

 ボディカラーには、EVの爽快なドライビングフィールを表現した日本新色の「ビビットブルー」や、テクノロジー感にあふれた都会の景色に溶け込む日産新色の「ステルスグレー」などを含む4色の新色を採用しました。また、シャークフィンアンテナを全車標準装備としました。

 リーフのマイナーチェンジにともない、カスタムカーの「リーフAUTECH」も変更され、2020年2月に発売予定となります。

 リーフAUTECHでは専用ボディカラーが追加され、オーロラフレアブルーパールのボディにスーパーブラックのルーフの2トーンカラーを「AUTECH」専用色として設定し、全7色としました。

 プロパイロットやプロパイロットパーキング、安全装備、コネクティッドなどについては、ベースとなるリーフと同様の内容が変更されます。

 新型リーフの価格(消費税込)は、332万6400円から499万8400円、リーフAUTECHは409万4200円から468万6000円です。

※ ※ ※

 2010年に初代リーフが発売されてから、国内累計販売台数13万2000台以上を記録。ゼロ・エミッションであることはもちろん、電気自動車ならではのスムーズでパワフルな加速と低重心を活かした軽快なハンドリングや、安心なドライブをサポートするさまざまな運転支援技術などが評価されています。

 また、リーフに搭載する大容量のEVバッテリーに貯めた電気を自宅へ給電することで、家庭の電力として使用することが出来ます。

 さらに、太陽光発電などで余った電力をバッテリーに蓄えることで、大容量蓄電池として利用することも可能で、災害時の非常用電源としての電気自動車の新たな価値が注目されています。

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