日本を代表する直6エンジン! 名機「RB型」エンジン搭載車5選

だれもが知っているRB型最強スペックが登場!

●スカイラインGT-R【RB26DETT型】

RB型は高性能エンジンだと知らしめた「スカイラインGT-R」
RB型は高性能エンジンだと知らしめた「スカイラインGT-R」

 1969年に初代が発売された、スカイラインの高性能モデルであるスカイラインGT-Rは、レースに勝つことを目的に開発されました。

 2リッター直6DOHC24バルブエンジンの「S20型」を搭載し、実際に国内レースで連戦連勝を飾り、伝説となります。そして1973年に発売された2代目スカイラインGT-Rはレースに出場することなく、排気ガス規制強化のためわずか197台しか生産されず、GT-Rの名前は一旦途絶えました。

 排気ガス規制への対応が一段落した1980年代に入ると国産車の高出力化が進み、7代目のスカイラインGTS-Rに続き、1989年にモデルチェンジされた8代目では、第2世代の「スカイラインGT-R」がデビューします。

 新世代のスカイラインGT-Rは、最高出力280馬力/最大トルク36.0kgmを発揮する2.6リッター直6DOHCツインターボの「RB26DETT型」エンジンを搭載。

 このパワーを電子制御4WDシステム「アテーサE-TS」によって路面に伝えられ、さまざまな路面条件でも圧倒的な速さを誇りました。

 1990年からグループAツーリングカーレースに出場。デビューウィンを飾ると、そこから1993年にレースが消滅するまで負けなしの全勝と、まさに無敵でした。

 レースに勝つというGT-Rの使命は、現在も続いています。

●ステージア【RB25DET】

走りもデザインも好評だったステーションワゴンの「ステージア」
走りもデザインも好評だったステーションワゴンの「ステージア」

 1996年にデビューした「ステージア」は、ローレルのシャシとコンポーネンツをベースにしたステーションワゴンです。

 なかでも「RS FOUR」シリーズは、スポーティさを強調したメッシュタイプの専用グリルとフロントスポイラーを装備し、最高出力235馬力/最大トルク28.0kgmを発揮する2.5リッター直6DOHCターボのRB25DET型エンジンを搭載。

 駆動方式は、前後トルク配分をほぼ50:50に固定できるシンクロモードが付いた「アテーサE-TS」フルタイム4WDシステムが採用されていました。

 さらに1998年のマイナーチェンジでRB25DET型エンジンは、10代目スカイラインと同じ「NEOストレート6」と呼ばれる新世代エンジンにあらためられたことで、当時のメーカー自主規制値である280馬力までパワーアップします。

 トランスミッションは5速MTに加え、新開発の4速ATの「デュアルマチックM-ATx」が採用され、マニュアルモードにより、スポーティな走りも満喫できるクルマとなりました。

 1997年にはRB26DETT型を搭載した「オーテックバージョン260RS」がオーテックジャパンから発売されると、「GT-Rワゴン」の異名で人気となります。

 2001年に2代目にモデルチェンジされると全グレードがV6エンジンの「VQ型」になり、この代をもってステージアは消滅しました。

※ ※ ※

 直6エンジンは世界的に数を減らしていますが、メルセデス・ベンツが直6の良さを再評価し復活させ、大いに話題となりました。

 国内でもマツダが開発中ということで、登場したあかつきには、注目されることは間違いないでしょう。

 実際に、直6エンジン独特のフィーリングは優秀で、一度体験すると忘れられないほどです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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