タテ長からヨコ長へ! ジャガー「Fタイプ」の目元が大人クールに変わりました

ロングノーズ・ショートデッキの美しいプロポーションで評価を得ている、ジャガーのピュア・スポーツカー「Fタイプ」のデザインが、新しくなりました。発売から6年目の化粧直しで、どのように変化したのでしょうか。

切れ長のクールな目元に変わったジャガー「Fタイプ」

 ジャガーの2シーター・スポーツである「Fタイプ」が、ビッグマイナーチェンジを受け、新たなデザインとなりました。2013年から発売が開始されたFタイプは、どのような進化を遂げたのでしょうか。

新しいフェイスになったジャガー「Fタイプ・クーペ」
新しいフェイスになったジャガー「Fタイプ・クーペ」

 2013年に日本市場へ導入されたFタイプは、コンバーチブルとクーペの2種類のボディタイプがあります。クーペよりも先にコンバーチブルが発表されましたが、今回のビッグマイナーチェンジでは、コンバーチブルとクーペの改良が同時におこなわれました。
 
 ロングノーズ・ショートデッキの古典的スポーツカーのプロポーションで、もともと高い評価を得ていたFタイプですが、基本的なラインは崩さずに、まったく違う印象を受けるデザインに変貌しました。
 
 印象を大きく変えているのは、ヘッドライトの変更です。Jの字をしたデイタイムランニングライトを備えたLEDライトは、非常にスリムとなり、彫刻的なラインでグリルからサイドへつながるキャラクターラインの一部を担っています。
 
 クラムシェルボンネットとグリルのデザインも一新され、ジャガーの現行ラインナップのデザインの流れに沿ったフロントマスクとなりました。
 
 また、テールライトもジャガー「i-PACE」にインスパイアされた細いラインのデザインとなっています。
 
 インテリアでは、アナログの2連だったメーターパネルが、画面を任意に切り替えられる12.3インチのインタラクティブドライバーディスプレイとなりました。
 
 また、Apple CarPlayとAndroid Autoを標準装備したタッチプロ・インフォテイメントシステムをはじめ、メリディアンのサウンドシステムも採用されています。
 
 Fタイプ・クーペ/コンバーチブルに搭載されるエンジンは、300馬力の2リッター直列4気筒ターボチャージャーと450馬力と575馬力の5リッターV型8気筒スーパーチャージャーの3種類です。
 
 駆動方式は、2リッター直列4気筒ターボチャージャー搭載モデルが後輪駆動、450馬力の5リッターV型8気筒スーパーチャージャー搭載モデルが後輪駆動と四輪駆動、575馬力の5リッターV型8気筒スーパーチャージャー搭載モデルが四輪駆動となっています。
 
 すべてのエンジンに、オプションまたは標準として切替可能なアクティブ・エキゾーストシステムが備わります。
 
 V型8気筒モデルは、エンジン始動時のサウンドが非常に勇ましく、閑静な住宅街では気を遣うほどでしたが、静かにエンジンを始動できるクワイエット・スタート機能が追加されました。
 
 英国本国ではすでに予約受付がスタートしており、車両価格は5万4060ポンド(邦貨換算約760万円)から。日本導入が待たれる1台です。

クールビューティーに変貌したジャガーFタイプの全容はこちらから(40枚)

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