2000年代が熱かった! ちょっと前のイケてるセダン5選
マツダ最後の高性能セダンとは!?
●マツダ「マツダスピード アテンザ」

マツダのフラッグシップセダン「アテンザ」は、2019年に車名をグローバルで統一するために「マツダ6」に変わりました。
2002年に初代アテンザは発売され、ボディタイプはセダンのほかに5ドアハッチバック,ステーションワゴンをラインナップ。
2005年には高性能版のセダン「マツダスピード アテンザ」を追加します。マツダスピード アテンザは2.3リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力は272馬力を誇りました。
これに6速MTが組み合わされ駆動方式を4WDとし、大パワーを効率よく路面に伝えていました。
また、全長4760mm×全幅1780mm×全高1430mmのボディサイズは、当時のミドルクラスセダンとしてはかなり大柄でしたが、そのサイズを活かして、のびのびとした流麗なスタイルを実現します。
しかし、2008年に2代目がデビューすると、全車自然吸気エンジンとなったため、突出した高性能モデルはなくなってしまいました。
●三菱「ギャランVR-4」

三菱「ギャラン」はすでに消滅してしまったモデルですが、初代の「コルトギャラン」が1969年にデビューしてから2005年まで、36年という長い歴史を持つクルマでした。
1987年に発売された6代目から「VR-4」という高性能エンジンを搭載した4WDモデルがラインナップされ、当初はモータースポーツに参戦する目的で設定されていました。
そのポジションを「ランサーエボリューション」が引き継ぐと、ギャランVR-4は高性能グレードとして7代目、8代目へと続きます。
そして1996年にデビューして最終型となった8代目では、2.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は280馬力に達し、トランスミッションは5速MTと5速ATが選べました。
また、ギャランVR-4はセダンとしての乗り心地や静粛性、ラグジュアリーな内装などが考慮さ、ハイパフォーマンスモデルとして、三菱のフラッグシップに君臨。
しかし、販売は低迷していたため、2002年にVR-4の生産を終了し、2005年にはギャランの歴史が幕を閉じました。
※ ※ ※
今回紹介した5車種は、現在でも十分に通用する高性能モデルばかりです。しかも、中古車価格も高騰すること無く安定しており、手が出しやすい価格帯で販売されています。
ただし、どれも生産終了から10年以上が経過しているため、部品の欠品も多くなっていると思われます。普通に維持するだけなら、それほど問題はありませんが、内外装の部品交換は厳しいかもしれません。
日本は自動車大国なのに、こうした優れたモデルに長く乗るれる文化が育たないのが、非常に残念です。
Writer: くるまのニュース編集部
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