ファーストフードだけじゃない!メガネやお焼香まで…日本で独自の進化を続けるドライブスルー事情

ドライブスルーは、クルマに乗ったまま商品が買えるので便利です。飲み物や食べ物のテイクアウトができるドライブスルーが定番ですが、現在ではさまざまな商品やサービスが購入できるように進化しています。

100年近い歴史を誇るドライブスルー

 クルマに乗ったまま商品が購入できると人気のドライブスルー。とくにファーストフードなどが有名ですが、このドライブスルーがどんどん進化しています。最近のドライブスルー事情は、どのようになっているのでしょうか。

メガネが買える「ドライブスルーJINS」(群馬県前橋市)
メガネが買える「ドライブスルーJINS」(群馬県前橋市)

 ドライブスルーは、もともとは海外のクルマ社会が発達したエリアが発祥といわれており、アメリカでは1930年にはすでにドライブスルーで販売がおこなわれていたそうです。

 日本では、1965年に東京都中央区に「山本海苔店」が、クルマに乗ったまま海苔が買えるドライブスルーを導入したのが国内初とされています。

 さらに、1976年に新潟県長岡市のイタリアン系ファーストフード「フレンド喜多町店」で、1977年には東京都杉並区の「マクドナルド環八高井戸店」などが発祥のお店として認知されています(諸説あるようです)。

 ちなみに、ファーストフード業界の巨人であるマクドナルドでは、全国で約1300店舗(全国の店舗の1/3)にドライブスルーを導入し、ドライブスルーでの売り上げが全体の約50%を占めているそうです。

 そんななか、ファーストフードだけではなく、異業種でもドライブスルーを導入するケースが増えているといいます。

 なかには「え? これもドライブスルーで買えるの?」と思うような商品もあります。今回は、一風変わったドライブスルーを紹介します。

●メガネ

 高品質なのにリーズナブルなプライスで人気のアイウェアブランド「JINS」が手がけるのが、「JINSパワーモール前橋みなみ店」(群馬県前橋市)です。メガネをドライブスルーで購入できるのは、ここが世界初です。

 利用方法は、クルマで来店し、メニューから好みのメガネを選択、車内で試着してお会計という流れになっています。

 基本的に度が入っていない商品はすぐに受け取り可能で、度付きメガネの場合は度数がわかるものか、手持ちのメガネを渡してレンズをオーダーし、出来上がり後に再度来店すれば受け取り可能です。

 メニューは、レギュラーメニューで42パターン(形や色が異なるフレーム)+オススメメニュー10パターンの計52パターンから選択できます。

 実際にドライブスルーJINSを利用した人は、次のようにコメントしています。

「ブルーライトカットのメガネが壊れたので新たに購入しに行ったのですが、欲しいものが決まっていたので、すごく便利でした」

 群馬県前橋市に「ドライブスルーJINS」がある理由は、その土地柄ゆえだといいます。群馬県は「自動車保有台数」「自家用車数」「運転免許保有率」が日本一を記録し、クルマ社会が確立されているため、ドライブスルーに適したエリアなのです。

クルマ社会が発達した群馬はドライブスルー天国!? 意外なドライブスルー事情とは

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