ファーストフードだけじゃない!メガネやお焼香まで…日本で独自の進化を続けるドライブスルー事情
宝くじやクリーニングもドライブスルーの時代
●宝くじ
年末になると、つい期待してしまうのが年末ジャンボ宝くじ。1等なら憧れのスーパーカーだって一括購入できると思うと、つい夢を見たくなってしまいます。

そんな宝くじをドライブスルー方式で買える店舗は、滋賀県栗東市にある「ドリームボックス大宝店」です。名前からして、すでに「大きな宝」が入った、なんとも運気の良さそうな宝くじ売り場です。
この宝くじのドライブスルーは、年末などは渋滞が発生するほどの人気だといいます。実際にロトくじで大口当せんがいくつも出ているようです。
また、店舗から徒歩15分程度のところに、宝くじファンの間では有名な「大宝神社」があり、ドリームボックス大宝店は神社の絵馬(500円)も販売しています。多くの人が宝くじと絵馬を一緒に購入し、大宝神社に当せん祈願に行くといいます。
●クリーニング
天気が悪くてたまってしまった洗濯物や、衣替えした衣服をクリーニングに出すとき、クルマでクリーニング店に持ち込む人も多いでしょう。
1996年にオープン以来、根強い人気を誇っているのがドライブスルー型クリーニング店の「ホワイトステーション元町店」(神奈川県横浜市)です。
当時注目されていたロードサイド型の複合店舗(異業種を組み合わせたお店)として、ガソリンスタンドとのコラボレーションで誕生したという経緯があります。
利用方法は、クルマで店舗のレーンに進入し、受付で衣類を預けてクリーニングを依頼するだけです。後日、クリーニング済みの衣類を伝票と交換できます。
ドライブスルー専用レーンは屋根付きなので、降りずに済むだけでなく、雨に濡れることもなく、店員さんがクルマのそばまで来てくれる親切対応も評判です。
重たくて大きなカーテンやカーペットなどもクルマで持ち込めるので、ドライブスルーの人気が高いのでしょう。
実際に利用しているのは近隣の常連の方が多く、観光地にもなっている元町では駐車場不足のため、路上駐車する必要がないドライブスルーが支持されているといいます。
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ドライブスルーは日本で独自の進化を続けており、銀行のATMやチケット販売などはもちろん、葬儀の焼香などもドライブスルーでできる時代になりました。
どんなドライブスルーがあるかを探しに、出かけてみるのもおもしろいかもしれません。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。











