トヨタ新SUV「ライズ」は爆売れ間違いなし!? ダイハツと共に狙う「受け皿」需要とは

買うならどっち? 新型ライズ/ロッキーとルーミー4兄弟の使い勝手を比較

 コンパクトカーのルーミー4兄弟に対し、新型ライズ/ロッキーはSUVタイプであり、ボディタイプは異なるものの、価格帯は類似しています。ルーミー4兄弟が約150万円から約210万円前後となっている一方、新型ライズ/ロッキーは約170万円から約230万円(ロッキーは240万円強)に設定されていて、十分比較対象になり得ます。

 さらに扱いやすいボディサイズや、高いアイポイントがもたらす運転のしやすさなど、共通点は多いです。

 そこで、ルーミー4兄弟と新型ライズ/ロッキーを、車内・荷室の広さや小回り性能、走行性能といった、小型車の使いやすさを左右する代表的な部分を中心に比較します。

ダイハツ新型「ロッキー」(写真左)とトヨタ新型「ライズ」(写真右)
ダイハツ新型「ロッキー」(写真左)とトヨタ新型「ライズ」(写真右)

 まず室内高は、ルーミー4兄弟が高い車高と低床フロアを活かして1355mmを確保していますが、新型ライズ/ロッキーは1250mmとなっています。

 ルーミー4兄弟の広々とした車内は群を抜いていますが、新型ライズ/ロッキーはSUVタイプのボディで最低地上高185mmを持ちながら、室内高も必要十分に確保されている点が優れているといえるでしょう。

 フル乗車時の荷室容量に目を向けると、ルーミー4兄弟は205リッターに留まりますが、新型ライズ/ロッキーは369リッターの大容量を実現。仲間を連れての長距離旅行をする場合には、新型ライズ/ロッキーが向いているといえそうです。

 最後に、走行性能を比較します。ルーミー4兄弟に搭載されるエンジンは、最高出力69馬力の1リッター直列3気筒と、最高出力98馬力の1リッター直列3気筒ターボの2種類です。

 一方、新型ライズ/ロッキーには全車に最高出力98馬力の1リッター直列3気筒ターボエンジンが搭載されます。このエンジンは、ルーミー4兄弟のターボエンジンと同じ型式のもの(1KR-VET型)で、全車にパワフルなエンジンが搭載される点は新型ライズ/ロッキーの魅力のひとつといえそうです。

 また、新型ライズ/ロッキーには小型車として初めてのDNGA新プラットフォームが採用されていて、軽量高剛性なボディ骨格を実現。走行時の安定性と乗り心地の良さをもたらしています。

※ ※ ※

 ボディタイプの異なるルーミー4兄弟と新型ライズ/ロッキーですが、トヨタ・ダイハツの既存ユーザーにとっては「ちょうどいい」ボディサイズと価格で、非常に戦略性の高いモデルとなっています。

 とくにSUV人気が伸びている近年の新車市場において、今後新型ライズ/ロッキーが2020年の販売ランキングで台風の目となることは間違いなさそうです。

売れ筋となるか!? 「ちょうどいいSUV」新型ライズ/ロッキーを画像で見る(30枚)

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1件のコメント

  1. 高齢者大義にバスの床は補助金目当てに低くなるのに乗用車は背高になる一方で
    誰しも高齢を避けて通れぬ一生で誰かが家族以外でも高齢者と関わる事はあるだろうにな、結局は公共交通の車椅子スペースやら低床フラットなどは高齢者を出汁につかった政の企業対策なのだろうね
    何でセダンの利点を汲み取ろうとしないのだろうか?安定傾斜角度など横転に至る限度やオフセット衝突にしてもセダンが一番優れてるのにな
    中を広く車体を小さくしたら何がドライバーや乗員を守ってくれると言うのだろうか
    子供をチャイルドシートに固定せずに事故で亡くしたケースは大半がミニバンなど無駄な空間が仇になって車内で液体をシェイクされるかのように子供が壁に打ちのめされて死んでるんだけどね。
    セダンは狭いのではなくボンネットとトランクのスペースが乗員を守るスペースだと言うことを知らないしメーカーも言わないしね。

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