フルオプションで4000万円オーバー! ダラーラ・ストラダーレは究極のロードカーだった

フロントはフェラーリ、リアはポルシェのようにも見えるスーパーカーが東京モーターショー2019に出展されました。この謎のスーパーカーの正体は、「ダラーラ・ストラダーレ」。かつてランボルギーニ「ミウラ」やランチア「ストラトス」を手がけたジャンパオロ・ダラーラが送り出した究極のロードカーです。

サーキット走行重視派のスーパーカーオーナーにはバーゲンプライスのリアルスポーツカー

 フルカーボンのボディパネル、巨大なGTウイング、そしてガルウイングのドア、どこから見てもスーパーカーの出で立ちをしたクルマが、東京モーターショー2019の東京ビッグサイト南展示棟に展示されました。
  
 このクルマは、ランボルギーニ「ミウラ」をはじめとする創設期のランボルギーニのクルマや、ランチア「ストラトス」、BMW「M1」などの開発に携わったジャンパオロ・ダラーラ氏が自社で作ったロードカー、「ダラーラ・ストラダーレ」です。

基本となるバルケッタスタイルで2200万円ほど。写真のようにほぼフルオプションにしても4000万円ほどという価格設定は、この種のスーパーカーとしてはお値打ちといってよい
基本となるバルケッタスタイルで2200万円ほど。写真のようにほぼフルオプションにしても4000万円ほどという価格設定は、この種のスーパーカーとしてはお値打ちといってよい

 ジャンパオロ・ダラーラ氏が設立したダラーラは、フォーミュラカーをはじめとするレーシングマシンの開発に携わる会社です。
 
 そのダラーラが初めて製作したロードカーが、ダラーラ・ストラダーレです。
  
 全長4185mm×全幅1875mm×全高1041mm、ホイールベースは2475mmのダラーラ・ストラダーレの乾燥重量は855kgです。フェラーリ「488ピスタ」が1280kgなので、ダラーラ・ストラダーレの軽さが際立ちます。
 
 この軽さの秘密は、ボディパネルだけでなく、カーボン・モノコックのシャシが採用されていることと、リアミドシップに搭載されている直列4気筒のエンジンにあります。
 
 2.3リッターの直列4気筒エンジンは、フォード「フォーカスRS」に積まれているものと同じで、400馬力にまでチューニングされ、横置きに搭載されています。
 
 一般的なスーパーカーだとV型12気筒、もしくは最低でもV型8気筒エンジンが搭載されているものです。しかし究極のドライビングカーを目指したダラーラ・ストラダーレは、気筒数や馬力とは一線を画した、本当に必要な性能を追求したリアル・スポーツカーです。
 
 重量が軽いことは、ブレーキやタイヤへの負担も少なく、サーキット走行目的で購入した場合、ランニングコストも抑えることができます。整備のためにエンジンを下ろす場合でも非常に楽ですし、パーツ点数も少ないので整備にかかる費用も少なくてすみます。
 
 0-100km/h加速は3.25秒、100-0km/h制動は31mです。ちなみにフェラーリ488ピスタがそれぞれ、2.85秒、29.5mです。
 
 最高速度は280km/hですが、富士スピードウェイのようなホームストレートが長いサーキットでも300km/h以上をマークできる市販スーパーカーはほとんどありません。
 
 ダラーラ・ストラダーレのストック状態は、フロントガラスのないバルケッタです。この状態で車両価格はおよそ2200万円ほど。
 
 フロントガラスを追加してロードスターにカスタマイズすることも、さらにTフレームを追加してタルガスタイルにすることも可能です。ガルウイングのドアを装着すればクーペモデルにもなります。ちなみに、これらのパーツは脱着可能です。
 
 なお、クーペモデルに仕立ててGTウイングを装着すると、車両価格は4000万円オーバーとなります。
 
 トランスミッションは6速MTとパドルシフトを採用した6速ATのふたつから選択することが可能です。

※ ※ ※

 ダラーラ・ストラダーレは、サーキット走行を楽しみたい人の究極のロードカーです。そのためシートの背面にはヘルメットを入れるためのスペースが設けられています。
 
 ランボルギーニやフェラーリなどのスーパーカー、パガーニやケーニグセグといったハイパーカーとはまったく違うベクトルのリアルスポーツカー、それがダラーラ・ストラダーレです。
 
 ちなみに日本でのダラーラ・ストラダーレの正規輸入元では株式会社アトランティックカーズです。限定600台しか生産されないので、お買い求めはお早めに。

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