日産「新型スカイライン」登場へ! 今秋にも発表!? 新たな「日産の代表」はやはり「FRセダン」でデビュー? 「開発の刷新」で見えた新たな「14代目」への“決意”とは
日産が新型「スカイライン」の開発を明言しました。一体どのようなクルマになるのでしょう。
待望の「次期型スカイライン」開発へ どうなるのか
日産は2025年5月13日、2024年度決算を発表すると同時に、経営再建計画「Re:Nissan」を発表しました。
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その発表の中にはプラットホームの共有化と開発の効率化を進める「開発の刷新」という取り組みがありましたが、この取り組みで開発される車種には新型「スカイライン」が含まれると明記されていました。
一体、新型スカイラインはどんなクルマになるのでしょうか。

新型スカイラインに関して触れられたのは、「開発の刷新」という項目です。
先に説明したように、開発プロセスを刷新することによりエンジニアリングコスト削減と開発スピード向上を目指し、開発の効率化を目指す形です。
また部品の種類を70%削減するとともに、プラットフォームの統合と最適化を進め、その数を2035年までに現在の13から7へと減らすそうです。
こうすることにより、開発期間をリードモデルで37ヶ月、後続モデルで30ヶ月へと大幅に短縮することが出来るそうです。
そして、この取り組みで開発される車種として、新型スカイラインを掲げています。
ちなみに、この取り組みで最初に開発されると明記された他の車種は、日産の「グローバルCセグメントSUV」と、海外の日産の高級ブランド「インフィニティ」の「コンパクトSUV」です。
憶測にはなりますが、日産ブランドとインフィニティブランドのコンパクトSUVは、同じプラットフォームを共有する兄弟車という可能性も高いと思われます。
では、スカイラインはどのようなクルマとプラットフォームを共有するのでしょうか。
プラットフォームを7つに絞ることを考えると、スカイライン専用という可能性はまずありえないと言えます。
現在、13代目の現行型スカイライン(V37型)が採用しているものは、「FMプラットフォーム」と呼ばれているもので、実は2001年にデビューした先々代スカイライン(11代目・V35型)時代のものが基本となっています。
なお、このプラットフォームは現行型「フェアレディZ」(RZ34型)でも採用されており、息の長い“名作”といっても過言ではありません。
しかし、設計の古さが隠せないのも事実です。歴代スカイラインは「FRセダン」というパッケージを基本としてきましたが、もしその伝統を守るならば、次期スカイラインは日産の新世代FRのスタートを切るモデルとなるのかもしれません。
プラットフォームの統廃合と同時に新型スカイラインの開発を明記することは、「日産はFRを諦めない」と言っているように筆者(西川昇吾)は感じ取ります。
現在のFMプラットフォームがそうであったように、その後、フェアレディZやインフィニティブランドにもスカイラインで採用したプラットフォームが続いていくかと思われます。
なお、今回発表された「開発の刷新」は2025年度から段階的に導入され、2027年度の初頭には取り組みが完了するとのこと。
このようなスケジュールを考えると、もしかすると今後1年以内に新型スカイラインのより詳細な情報が明らかになるのではないかと思われます。
また、興味深いのは今回の発表で「日産」スカイラインと表現されていたことです。
スカイラインはインフィニティブランドで「Q50」として販売されていますが、「日産」ブランドで表現されたことを考えると、新プラットフォームは日本市場から導入されるのではないでしょうか。
そのように考えると、今年秋に開催の「ジャパンモビリティショー2025」で、次期スカイラインを予感させるコンセプトモデルの登場なども考えられそうです。
日産を代表するクルマとして、長い間ラインナップされてきたスカイライン。次なる歴史に注目したいところです。
Writer: 西川昇吾
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。
新車発売は問題ないが、その前にやるべき事が全社にあるべきではないか? こんなスカイラインばかり発売しているから全体がおかしくなるのであって、その時代に(主流)継続的、持続的な要請が日産は読めないのではないのか。全く消費者のニーズそのものが分かっていない状況と判断。時代の流れを更に中、長的に
捉えた経営を期待する。 経営トップの報奨金の額の.多さも検討課題と判断。
いろんな人がいろんなサイトで同じようなことを言ってる話、 今更いうような話でもない
事実を粛々と追い続けるのみ