現代のクルマでも暖機運転は必要? ハイブリッド車や電気自動車はどうするのがベスト?
ハイブリッド車や電気自動車の暖機運転はどうする?
現代のクルマでは基本的に暖機運転が不要だということは分かりましたが、それはハイブリッド車や電気自動車ではどうなのでしょうか。
ハイブリッド車もアイドリングでの暖機は不要とされています。ハイブリッド車で暖機運転というと、冷間始動時はEVモード(電気モーターだけで走る)にならず、エンジン(水温)が一定の温度に達するまで自動的にエンジンがかかった状態になるモードを指します。

トヨタはハイブリッド車に暖機運転が不要なことと、エンジンが自動で始動される暖機運転がおこわれることを、以下のように説明しています。
「ガソリンエンジンが冷えているときは、ガソリンエンジンの始動、停止を自動的におこないますので、暖機運転は必要ありません。なお、短距離走行のくり返しは、暖機運転のためのガソリンエンジン始動が頻繁におこなわれることになりますので、燃費の悪化につながります」
電気自動車では、そもそもアイドリングという状態がありません。パワーオン(走行可能状態)にしても電気モーターは回らないので、温まるということもありません。
ちなみに、暖機運転とは異なりますが、日産「リーフ」は走り出す前にエアコンを稼働し、室内を適温にしておくことを勧めています。そうすることにより走行をはじめてからのエアコン消費電力が抑えられると説明しています。
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現代のクルマならガソリンエンジン搭載車に限らず、ハイブリッド車や電気自動車も暖機運転は不要というのが一般的になりました。その一方で、新車購入直後の慣らし運転はメーカーにより見解が異なっています。
たとえばトヨタはハイブリッド車を含め、慣らし運転は不要としていますが、ホンダは多くの車種の取扱説明書で「1000km走行するまでは、エンジンや駆動系の保護のため急発進、急加速は避け、控えめな運転をしてください」と注意を促しています。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルがある車種では双方に違いはなく、どちらも同じ慣らし運転をするように案内されています。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。















