トヨタ新型「ヤリス」公開! しかし北米で2020年モデルがすでに発表済だった!? 2台の違いは
日本のヤリスと北米のヤリスはパワートレインにも違いが
搭載されるパワートレインは、日本仕様のヤリスでは3種類が設定されます。
1リッター直列3気筒ガソリンと、1.5リッター直列3気筒ガソリン、そして1.5リッター直列3気筒ガソリンにモーターが組み合わされるハイブリッド仕様が存在し、このうちハイブリッド仕様では世界最高レベルの低燃費性能を目指して開発がおこなわれたとトヨタは説明します。
トランスミッションにはCVT(ハイブリッドは電気式無段変速)と6速MT(1.5リッターガソリンのみ)の2種類です。駆動方式にはFFと4WD(1リッター除く)が用意されました。ハイブリッド仕様の4WDは、トヨタのコンパクトカーで初となる電気式のE-Fourです。
一方、北米仕様のヤリスハッチバックに搭載されるエンジンは1.5リッター直列4気筒で、トランスミッションに6速ATを組み合わせています。駆動方式はFFのみです。
日本仕様の新型ヤリスは、トヨタ最高レベルの安全性能を誇る予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が装備されている点も大きな特徴です。
歩行者検知(昼夜間)や自転車検知(昼間)だけでなく、トヨタ初となる右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知する最新型となっており、プリクラッシュセーフティ機能で、衝突回避支援または被害軽減に貢献します。
一方、北米仕様のヤリスハッチバックも衝突被害軽減ブレーキを装備しており、現代のコンパクトカーに求められる安全性能は備わっています。
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前述のように、北米仕様のヤリスハッチバックはトヨタとマツダの業務提携によって誕生したモデルです。トヨタとして地域ごとの生産効率の最適化を図った結果、マツダからのOEM供給を受けることとなり、マツダのメキシコ工場で生産された車両が販売されています。
また、日本仕様の新型ヤリスの発表会において、今後トヨタは先進国と新興国でのニーズの違いに応えていくために、先進国向けのコンパクトカーはトヨタ自身が開発して、新興国向けのコンパクトカーはダイハツと協力して開発をおこなう方針であることを明らかにしています。
トヨタの車種ラインナップにはこれまでにも、地域別に用意されたさまざまなモデルに同じ車名が採用されていた例がありましたが、今後も同じような車名の別モデルが現れるのかもしれません。
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