トヨタ「ヴィッツ」が「ヤリス」に改名! 新型の進化したポイントを動画でチェック!
トヨタは新型「ヤリス」を世界初公開しました。ヤリスはコンパクトカー「ヴィッツ」の海外名ですが、フルモデルチェンジを機に、国内でもヤリスに統一されることになりました。新型ヤリスはどのようなモデルなのか、動画で紹介します。
コンパクトカーながら最先端の技術が詰め込まれた新型ヤリス
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日本では「ヴィッツ」として親しまれてきたトヨタのコンパクトカーが、新型「ヤリス」としてフルモデルチェンジされます。どのようなクルマなのでしょうか。
トヨタは新型ヤリスを2019年10月16日に世界初公開しました。今回のフルモデルチェンジを機に、海外名のヤリスへ統一されることになりました。
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初代ヴィッツは1999年に登場。元祖コンパクトカーともいえる存在として、国内外でヒットし、現在ではトヨタの重要な世界戦略車となっています。
初代が登場した当時、世界の自動車市場のシェアは、先進国が75.8%だったのに対して、新興国などでは24.2%でした。しかし、2019年では先進国が43.5%、新興国などでは56.5%と大幅に変化しています。
新興国でのニーズが急激に高まるなかで、先進国と新興国という、それぞれ大きく異なるユーザーの要望を両立させていかなくてはならないという状況に直面しています。
そのため、今後は新興国向けのコンパクトカーはダイハツと協力して開発をおこない、先進国向けのコンパクトカーはトヨタが作っていくことになります。
新型ヤリスは、トヨタが採用を進めているTNGAプラットフォームの第4弾として、コンパクトカー向けの「GA-Bプラットフォーム」が初めて搭載されます。
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新型プラットフォームの開発にあたり、ダイハツの軽自動車づくりを徹底的にベンチマークしたといいます。
また車格が大きいほど上級になるようなヒエラルキーを打破すべく、コンパクトカーであっても最新の先進安全技術を投入することにこだわりました。
予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」は、トヨタ初となる右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知する最新型が標準装備されました(一部グレード除く)。
歩行者検知(昼夜間)や自転車検知(昼間)にも対応し、トヨタ最高レベルの安全性能を誇ります。
低速時の事故予防を補助する「低速時加速抑制機能」(トヨタ初)も新たに追加されました。「レーダークルーズコントロール」や「レーントレーシングアシスト(LTA)」をはじめとした各種運転支援機能も備わっています。
また、最新鋭の駐車支援システム「Advanced Park」をトヨタ初搭載。事前に駐車位置を登録することで白線のない駐車場でも使用できる世界初の機能を持つほか、ハンドル・アクセル・ブレーキをクルマが制御し、駐車に必要な操作を支援します。
新型ヤリスの世界初公開にあたり、トヨタ副社長の吉田守孝氏は次のように述べています。
「コンパクトカーだからこの程度でいい、ではなく、サイズの大きなクルマと同じ安全技術、コネクト技術を搭載しながら、その上でコンパクトカーならではの独自の価値、その軽さと小ささを活かしたフットワークのいい、俊敏で気持ちのいい走りを、同時に世界トップレベルの低燃費をお客さまに提供したいと考えました」
新型ヤリスの生産を、トヨタ自動車東日本の岩手工場が担当することについて、吉田副社長は次のように述べています。
「東北を基盤に世界一の魅力あるコンパクトカーをつくり、お客さまにもっとお届けしていきたいと考えています。
そしてクルマの生産を通じてものづくりの輪を広げ、仕入先や販売店とともにオールトヨタで東北の復興、地域の活性化に貢献していきたいとの思いで、これからもひたむきに努力をつづけて参ります」
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新型ヤリスの国内発表は2019年12月中旬、販売は2020年2月中旬の予定です。
2019年10月23日から開催される東京モーターショー2019の開期中、お台場の「ヴィーナスフォート」で展示されます。
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