新型「ディフェンダー」約3年ぶりに復活! 21世紀仕様となった新たな実力とは
2016年に生産を終了したランドローバーの「ディフェンダー」が、2019年のフランクフルトモーターショーで新型車として戻ってきました。オールニューとなったディフェンダーは、どのような進化を遂げたのでしょうか。
ディフェンダーが、「90」と「110」のふたつのボディタイプで戻ってきた!
ランドローバーの新型「ディフェンダー」が、フランクフルトモーターショー2019で世界初公開されました。
ディフェンダーの初代モデルは、1983年に生産が開始された「110」からその歴史が始まっています。
その110は、1971年にローンチした「シリーズIII」の外観デザインが踏襲されており、そのどこか愛らしいフロントマスクは初代ディフェンダーに受け継がれていました。初代ディフェンダーが長く愛されてきた理由のひとつがここにあります。
今回、登場した新型ディフェンダーは、初代の「ディフェンダーらしさ」をどこまで受け継ぎ、また現代の熾烈なSUV市場で勝ち抜いていく実力があるのでしょうか。
現在ランドローバーでは、卓越したラグジュアリーや洗練性を兼ね備えた「レンジローバー」ファミリー、高い走破性と優れた多用途性を誇る「ディスカバリー」ファミリーがあります。これに「ディフェンダー」ファミリーが加わり、ランドローバーのラインナップがついに完成しました。
新型ディフェンダーは、まず最初に「ディフェンダー110」が市場に投入され、その後にショートホイールベースの「ディフェンダー90」、さらに2020年に商用モデルが導入される予定です。
新型ディフェンダーは、21世紀仕様にすべてを刷新し、スマートで高機能、そして安全でどのカテゴリーにも属さないような唯一無二の存在として開発されました。
まずひと目でディフェンダーの新型だとわかる外観デザインとなりました。短いフロントおよびリアのオーバーハングは、初代ディフェンダーから受け継がれたものですが、優れたアプローチ・アングルとデパーチャー・アングルを実現するためのものです。
直立したフォルム、ルーフ後方に取り付けられた「アルパインライト」ウインドウ、横開きのリア・テールゲート、外付けスペアタイヤなど、初代ディフェンダーの特徴を新たな形で取り込み、21世紀仕様の最新の四輪駆動車に仕上がっています。
ランドローバーのチーフ・デザイン・オフィサーであるジェリー・マクガバン氏は、「新型ディフェンダーは、これまでの歴史をリスペクトしながらも、過去に囚われてはいません。まさに新時代にふさわしい新しいディフェンダーです。独自のシルエットと最適化されたプロポーションが、ほかに類をみない個性を際立たせています。
また、妥協のないデザイン、そしてエンジニアリングにより、視覚的にも人々を惹きつける 4×4 となり、購買意欲を掻き立て、傑出した走破能力をもったモデルを作り上げることができたのです」と述べています。
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