フェラーリ「F8スパイダー」発表 最高時速340キロを誇る新世代ミッドシップV8オープンモデル
フェラーリは、新世代ドロップトップスポーツカーである「F8 Spider(F8スパイダー)」を発表しました。最高出力はクーペモデルの「F8トリブート」と同じ720馬力で、45km/h以下ならば走行中でもリトラクタブルハードトップを開閉可能です。
V8エンジンをミッドシップ搭載した「F8トリブート」のオープントップモデル
フェラーリは2019年9月9日、新世代ドロップトップスポーツカー「F8 Spider(F8スパイダー)」を発表しました。
F8スパイダーは、クーペモデルの「F8トリブート」と並行して設計されたモデルで、RHT(リトラクタブルハードトップ)を備えたモデルです。
F8スパイダーは、1977年に「308GTS」で始まったオープントップV8のシリーズ最新モデルとなります。「488ピスタスパイダー」ほどアグレッシブではありませんが、「488スパイダー」よりもスポーティに仕上げられています。
45km/h以内の速度であれば、走行中でもRHTを開閉することが可能で、その時間はわずか14秒といいます。トップを2パーツに分割して、エンジン上部に収容します。
この2シーターオープンモデルにミッドシップ搭載されるエンジンは、720馬力/770Nmのスペックを誇る3.9リッターのV8ツインターボ。これは、488スパイダーに比べて50馬力/10Nmの出力向上となっています。組み合わされるトランスミッションは7速DCTの「フェラーリF1ギアボックス」です。
搭載されるV8エンジンは特別なサウンドはそのままに、ターボラグをゼロに抑えて瞬時にパワーを発揮することを実現させています。その結果、0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速は8.2秒、最高速度340km/hと優れたパフォーマンスを発揮します。
全長4611mm×全幅1979mm×全高1206mm、ホイールベースは2650mmというボディサイズで、200Lという荷室容量も確保しています。乾燥重量は1400kgと、先代モデルとなる488スパイダーよりも20kgの軽量化を実現しました。
外観では完全に再設計されたリアスポイラーが目をひきます。より大きくなり、テールライトの周囲を包み込むことで視覚的に車両の重心を下げ、伝統的なツインライトクラスターとボディカラーのテールと一体化しています。
空力面も向上。ラジエターアウトレット部の形状を、ドラッグ低減を図ると同時に最大のダウンフォースが獲得できるように再設計、その結果488スパイダーと比較して車両全体の効率が10%向上しています。
室内は、フェラーリのミッドリアエンジン「ベルリネッタ」にみられるドライバー志向のクラシックな印象を保持しています。
F1マシン同様に、ドライバーとクルマの一体化を図るコンセプトを導入、すべてのコントロールが新世代ステアリングホイールに搭載されています。またスポーツシートも最新型となります。
新たに登場した、このフェラーリF8スパイダーの日本上陸時期は未定となっています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。