軽なのにじゃじゃ馬!? 羊の皮を被った狼な軽自動車3選

国産車の歴史において「羊の皮を被った狼」といえば、プリンス「スカイライン」がとくに有名ですが、軽自動車においてもその言葉が似合うクルマが存在します。そこで、見た目は普通で高性能な軽自動車を3車種ピックアップして紹介します。

特殊タコメーターを搭載した軽自動車、どんなクルマ?

●ダイハツ「フェロー MAX SS」

ダイハツ「フェロー MAX SS」
ダイハツ「フェロー MAX SS」

 現在、軽自動車の最高出力は64馬力で各車横並びとなっていますが、まだ軽自動車規格がいまよりも小型・小排気量だったころは、馬力競争が盛んでした。

 最高出力31馬力を達成したホンダ「N360」を皮切りに、ハイパワーモデルを各社は続々投入。そして、ダイハツが用意したモデルが、1970年に発売した「フェロー MAX SS」です。

 フェロー MAX SSは、最高出力40馬力を発揮する水冷2サイクルエンジンを横置きで搭載するFFのクルマとして登場。

 最高速度は公称120km/hと、当時の軽自動車らしからぬハイスペックとなっていました。

 また、フェロー MAX SSのピーキーさを象徴するものとして、3000rpm以下がイエローゾーンというタコメーターがあります。

 これは、高性能であるゆえ低速トルクが細くなるという特徴が反映された装備で、運転の腕が試されるクルマであったといえるでしょう。

※ ※ ※

 近年、軽自動車は日本の新車販売の約4割を占めるほど人気となっていますが、なかでもホンダ「N-BOX」に代表されるスーパーハイトワゴンへ人気が集中しつつあり、走行性能の高さが特徴の軽自動車は少数派です。

 見た目も中身も“ヒツジ”な軽自動車が主流となっているのが現状である一方、今後新たなホットモデルが登場するのか、注目されます。

じゃじゃ馬だった!? 懐かしの高性能軽を写真で見る(13枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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