スーパーセダン「アリスト」登場から28年 レクサス「GS」初代と最新のコンセプトはブレていない!

レクサスのグランドツーリングセダン「GS」の初代は、日本ではトヨタ「アリスト」として販売されました。初代アリストをGSの初代とすれば最新モデルは4代目となりますが、28年の時を経てどんな進化を遂げたのでしょうか。

さらに走りを追求したレクサス「GS」最新モデル

●超弩級モデルもある現行型GS

グランドツーリングとしての性能を高めた「GS」(画像はGS Fの限定車)
グランドツーリングとしての性能を高めた「GS」(画像はGS Fの限定車)

 現行モデルのGSは2012年に発売されました。初代GSのコンセプトを受け継ぎ、現在でもグランドツーリングとしての性能を前面に押し出しています。

 グレードは2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する「GS300」、2.5リッター直列4気筒エンジン+ハイブリッドの「GS300h」、3.5リッターV型6気筒エンジン搭載の「GS350」。

 そして、トップレンジには3.5リッターV型6気筒エンジン+ハイブリッドというパッケージングの「GS450h」という構成です。

 トランスミッションはガソリンエンジン車では8速AT、ハイブリッドモデルでは電気式無段変速機が搭載されており、駆動方式はFRを基本として、GS350のみ4WDが選択できます。

 ボディサイズは全長4880mm×全幅1840mm×全高1455から1470mmと、初代にくらべて全幅が拡大された割に全長はさほど伸びていません。これはあくまでもGSはサルーンではなくグランドツーリングカーだというポジションを守り、運動性能を考慮したためかもしれません。

 そして、現行GSには最高峰のスーパーセダン「GS F」が設定されています。477馬力を発揮する5リッターV型8気筒自然吸気エンジンに8速ATが組み合わされ、外観の意匠も専用となって、シャシと足まわりも強化されています。

 GS Fはサーキット走行も可能で、非日常のスピードを体験できる仕様です。

※ ※ ※

 レクサスGSは、初代から一貫してグランドツアラーのコンセプトを継承しています。

 日本市場ではセダンの地位が危ぶまれていますが、GSのようなモデルは世界中にニーズがあり、まだまだ進化の歩みは止まりません。

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