初心者が運転しやすいクルマを追求 新型マツダ教習車に盛り込まれたこだわりとは

マツダの新型「マツダ教習車」には、これから運転を習う人が正しく安全に学べるように、マツダが考える運転哲学が詰め込まれていました。1分動画と合わせて解説します。

なぜマツダは教習車を作り続ける?

 マツダは、新型の教習車を2019年5月に発売しました。その名も「マツダ教習車」です。

 国内未導入の「マツダ2セダン」をタイから輸入し、教習車に架装してから販売するといいます。なぜマツダは、教習車にこだわるのでしょうか。

1分でわかる!「マツダ教習車」を動画でチェック

 教習車は、これから運転技術を身に着けようとする人が最初に運転するクルマです。マツダは、「初めに乗るクルマがマツダ車であってほしい」という想いから、長きにわたって教習車を作り続けているといいます。

 マツダは「人間中心の設計思想」を掲げたクルマづくりをしていますが、新型マツダ教習車にもさまざまなこだわりが詰め込まれています。

 新型の教習車を開発するにあたり、ベース車を「アクセラ」からより小型の「マツダ2セダン」に変更。マツダ2セダンは「デミオ」のセダン版で、アクセラよりもコンパクトなため、初めて運転する人でも車体の大きさをより把握しやすくなったといいます。

 また、自然な運転姿勢でリラックスした状態が理想的であるとして、多くのマツダ車に取り入れられているオルガン式アクセルペダルを新型教習車にも採用。

 オルガン式のアクセルペダルは、かかとがズレにくいため操作が安定するほか、疲れにくいというメリットもあります。また、ペダルの踏み間違いを減らす効果も期待できます。

マツダ教習車(左:新型/右:従来型)

 教習車は、指導員にとっても扱いやすいクルマであることが求められます。例えば、指導員が使用するサブブレーキは、ゆるやかに効きはじめるよう調整し、サブブレーキを踏みやすくするためにフットレストの位置も変更されました。

 さらに、シートにウレタンを用いて長時間の指導でも疲れにくいようにするなど、指導環境の改善をはかっています。

 教習所の経営にとっては、ランニングコストが気になるところです。マツダ2セダンをベースとしたことで、タイヤサイズが16インチから15インチに小さくなり、交換時のコストも低減されるといいます。

 また、ぶつけやすいリアバンパーに、交換が容易なリアバンパープロテクターを採用するほか、耐久性を上げた大型クラッチディスクやLEDランプを採用し、コストパフォーマンスに優れた教習車を提供することができるようになりました。

新型マツダ教習車ってどんなクルマ? 画像でチェック(29枚)

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1件のコメント

  1. ろくな検証もせずに踏み間違いが事故原因として坦々と処理されていく中で吊り下げしきに対してオルガン式が踏み間違いを防ぐ効果とかよく記事にできるな
    仮にも自動車に関わる記事を書く記者なら先ずはここからの話だろ
    トラックメーカーは逆にブレーキペダルもオルガン式から吊り下げ式に移行しているが
    これは床下に直接付けるバルブの設計上のコストの問題で踏み間違いなどの配慮は一切無いしトラックドライバーなら間違わないだろうと言う単なる思い上がり
    こうして企業も評論する側も踏み間違いが断固たる事故原因だと舵取りした設計や評論する記事には呆れるばかりだ

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