「スタック発生!!!!!」国交省が異例の警告 雪道で大型車が立ち往生…滞留で「乗員保護」も発生!? 「必ず冬用タイヤ付けて」呼びかけも
山梨県内の国道20号で、大型トラックが雪道で立ち往生し、車両の滞留も発生した模様です。国土交通省はあらためて注意を呼びかけています。
大雪の山梨県 スタックで滞留も発生
国土交通省 甲府河川国道事務所は2025年3月6日、公式SNSを更新。
「!!!!!3月4日 スタック発生!!!!!」という異例の書き出しとともに、山梨県内の国道20号で、大型トラックが雪道で立ち往生したと発表。あらためて注意を呼びかけています。

立ち往生が起きたのは首都圏を中心に大雪に見舞われた4日から5日未明。現場は北杜市内の旧白州町エリアです。
スタックしたのは大型トラックです。現場は路面がまだ見える程度の積雪ですが、路面凍結もあったとみられ、上り坂に差し掛かったところで走行不能になっていました。日没後の現場は大渋滞となり、滞留が発生している様子も捉えられています。
同事務所は5日未明になっても、白州町から長野方面で「乗員保護」を実施していました。朝5時に同SNSでも、関係職員などが現場で慌ただしく、道路上のトラック車列に対応している様子が投稿されています。
乗員保護とは立ち往生などを発端に大規模な車両滞留が発生した際、大雪のなかに取り残されたドライバー達の安全を確保する取り組みのことです。関東地方整備局ほか各局では2020年の関越道における大規模滞留をきっかけに、「雪害時の乗員保護支援計画」を策定する方針が取られました。
今回もその計画にのっとって、現場に滞留する車両への対応が行われた形です。スタックによって後ろから車両がどんどん詰まっていったことが伺えます。
同事務所は今回の投稿で「スタックにより交通渋滞や通行止めを引き起こす可能性があります。必ず冬用タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底をお願いいたします」と、あらためて注意喚起しました。
今回の大雪だけでも首都圏の複数地点で「ノーマルタイヤで立ち往生」などの案件が多発しており、各道路管理者はその都度あらためて十分な対策をするよう強く注意喚起している状況です。
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