2020年に向けてトヨタ「SORA」が進化! より安全性や輸送力の高い燃料電池バスとなり登場
トヨタは、燃料電池バス「SORA」の改良モデルを発表し、2019年8月より販売を開始しました。ドライバー支援機能などが新たに搭載されましたが、具体的にはどのような機能なのでしょうか。
車車間通信も取り入れた先進機能満載の燃料電池バスが登場
トヨタは、燃料電池バス「SORA」の改良をおこない、2019年8月より販売を開始しました。
今回の改良では、安全性、輸送力ならびに速達・定時性を向上させたといいます。改良の具体的な内容とは、いったいなんでしょうか。

路線バスとして活用されるSORAは、稼働率も高く、つねに高い安全性が求められることから、今回の改良では新たに、交差点の右折時にドライバーへの注意喚起を促す機能や、前方の交差点にて赤信号で停止することが予想される場合に減速を促す機能を搭載しました。
これは、路側装置と車両の通信により取得した、対向車・歩行者情報、信号情報などを活用し、ドライバーを支援する「ITS Connect 路車間通信システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)」で実現しているものです。
また、ドライバーに急病などの異常が発生した際に、乗客が非常停止させられる「ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)」も搭載しています。
そして、公共交通手段として重要である輸送力の向上と速達・定時性の両立を目指し、バスが連続して走行する際に、車両間の情報を相互に共有し、信号やバス停での分断を防ぐ機能(「ITS Connect 車群情報提供サービス」・「ITS Connect 通信利用型レーダークルーズコントロール」・「ITS Connect電波型PTPS」)も採用されました。
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SORAは燃料電池バスとして国内ではじめて型式認証を取得し、2018年3月より販売が開始されたバスです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京エリアを中心に燃料電池バスの導入が進められており、街でSORAを見かける機会は今後ますます増えることでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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