2リッター直4ターボでなんと421馬力! メルセデスAMG「A45 S」「CLA45 S」に海外で試乗した

メルセデス・ベンツ新型「Aクラス」と新型「CLAクラス」(日本未導入)に、AMGモデルの「A45 S」「CLA45 S」が本国で登場しました。どんなクルマに仕上がっているのでしょうか。モータージャーナリストの渡辺敏史氏がドイツで試乗しました。

AMGの職人が組むエンジン「M139」型は2リッター直列4気筒ターボで421馬力

 2リッター/4気筒/ターボ、といえば、かつての「ランエボvsインプレッサ戦争」のおかげもあって、日本でも馴染みの深いエンジンスペックです。

 メルセデスAMG「A45 S」と「CLA45 S」に搭載される「M139型」もそのひとつですが、最高出力は421馬力という高出力を発生するといいます。いったいどんなエンジンなのでしょうか。

メルセデスAMG「A45 S 4MATIC+」「CLA45 S 4MATIC+」に搭載されるM139型エンジン
メルセデスAMG「A45 S 4MATIC+」「CLA45 S 4MATIC+」に搭載されるM139型エンジン

 2リッター4気筒ターボエンジン同市で比較すると、現在もスバル「WRX STI」に搭載されているEJ20型ユニットは、1989年の「レガシィ」から数えて30年が経つ息の長い銘柄ですが、2017年そして2018年と限定車に搭載されたそれは、フライホイールの回転公差を50%詰めるなど涙ぐましいチューニングを重ねて、329馬力を発揮しています。

 三菱「ランサーエボリューション」シリーズはすでに生産終了していますが、英国の販売代理店が40台限定で独自に企画・製作したモデル、FQ-440 MRは、HKS製のタービンや専用ECUによってチューニングが施され、搭載される「4B11型」ユニットは440馬力を発揮したといいます。
 
 そして、9代目まで長らくランエボを支えてきた「4G63型」ユニットもチューニングベースとして重用されましたが、400馬力の大台に乗せるには、タービンやインジェクターなどひととおり手を施さなければなりません。そしてもちろん、エンジンをいじるということはリスクを自分で管理する、一切の商品保証は抹消されるということです。

 かように、市販車でリッター200馬力オーバー、つまり2リッターで400馬力オーバーのパワーを得るには相当高いハードルがあります。直接比較するのもなんですが、直近ではマクラーレンが500台限定でリリースした「セナ」の4リッターV型8気筒が800馬力と聞けば、いかにトンデモ領域かがわかりやすいでしょうか。

 メルセデスAMGが作ったM139型。2リッター直列4気筒の直噴ターボのパワーは、驚くことに421馬力を誇ります。もちろん市販用ですから保証はほかのモデルと同じ。基本的にはオイルやフィルターなどの管理で性能が維持されます。

 このエンジンはAMGの本拠地であるドイツ・アファルターバッハで、ひとりの職人が責任をもって一基を仕上げていく「ワンマン・ワンエンジン」のセオリーに則って仕上げられることになっており、そのためにAMGは新たなデザインのラインを新設したということです。

 過去を振り返ってもこれほど極端なチューニングのエンジンが量産された例は覚えがありません。そしてこのエンジンが搭載されるのはメルセデスにとってのエントリーモデルともいえるAクラスとCLAクラスと聞けば、一定数の製造を見込んでいることが伝わってきます。

 今回は海外でおこなわれた試乗会で、メルセデスAMG「A45 S」「CLA45 S」のポテンシャルを確認することができました。

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コメント

1件のコメント

  1. 大パワーを支えるならレスポンスの悪いトルクスプリットよりLS600hのようにトルセンセンターデフを採用すべきだろ
    FFベースならFFのままでいだろ
    AMGだろうがなんだろうが横置きエンジンとミッションなら無理にAWDである必要などない!
    初代カローラ2や初代LEGENDやアウディーのようにFFでも駆動系が縦置きにされてこそクワトロや他のAWDの意味が出てくるのだ