迷惑路駐は危険行為? 夏の観光地で気をつけたい路上駐車は事故に繋がる危険性も

路上駐車は、単純に交通違反になる可能性だけではなく、交通事故やトラブルを招く可能性も秘めています。駐車違反の取締り件数は年々減少傾向にあるものの、2017年は128 万件を超えています。なぜ路上駐車は減らないのでしょうか。

路上駐車は思わぬトラブルを招く可能性も

 普段、クルマに乗っていると駐車マナーが悪いユーザーを見かけることがあります。とくに、「路上駐車」は歩行者や自転車、そしてほかのクルマなどいろいろな道路利用者の妨げになりますが、路上駐車はなぜ減らないのでしょうか。

駐車違反時にフロントガラスに貼られる標章
駐車違反時にフロントガラスに貼られる標章

 警察庁交通局の発表によれば、駐車違反の取締り件数は年々減少傾向にあるものの、2017年は128万件を超えています。

 また、駐車車両が原因となる交通事故は2358件で、45名の尊い命が失われました。路上駐車は、交通事故を引き起こすだけでなく、交通渋滞の要因となるほか、緊急車両の通行妨害にもなっています。

 時間貸駐車場大手のパーク24グループは、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に、「路上駐車」に関する意識調査を実施しています。

 今回、「路上駐車が原因で危険を感じた経験」の調査では、93%が「路上駐車が原因で危険を感じたことがある」と回答。調査を開始した2013年以降、毎回約9割となっており、傾向に変化はないといいます。

 過去2年以内に路上駐車をした経験がある人は32%となり、2013年時点より13ポイント減少し、2016年からは4割を下回っています。

 また、路上駐車したことのある人では、「駐車場にとめるほどの時間ではなかったから」が64%で最多の理由でした。以降、「近くに駐車場がなかったから」45%、「交通量が少なかった」16%、「駐車場が満車だった」11%と続いています。

 2013年と比較すると、「駐車場にとめるほどの時間ではなかった」が3ポイントほど高くなり、「近くに駐車場がなかった」は8ポイント、「駐車場が満車だった」は4ポイント減少していますが、いずれの年も、とめる場所がないために路上駐車をする人が一定数いる結果です。

 しかし、短い時間であったとしても、交通事故が起きる可能性はゼロではありません。

 一方で、「近くに駐車場がなかった」「駐車場が満車だった」は、合わせると半数を超えており、とめたくてもとめられずに、路上駐車をしてしまった状況にあることも分かりました。

 夏の行楽シーズンでは、観光地などで駐車場が足りず、路上駐車しているクルマを見かけますが、事故やトラブルを招く可能性もあることから、必ず駐車場に停めるようにしましょう。

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