クルマの売却時に車両へ残った個人情報はどうなるのか?
クルマには、所有者や使用者が特定できる名前や住所が書かれた書類がたくさん付きまといます。売却時にはこれらの書類を販売先に渡しますが、ほかにも行動を記録するカーナビなど、クルマはまさに個人情報の塊です。このさまざまな個人情報は売却後、どのように処理されるのでしょうか。
中古車店によって個人情報取り扱いのルールは異なるのか?
さらに、比較的小規模の独立した中古車店に同様の質問をしました。
──中古車店でユーザーの個人情報はどのように守っていますか。
中古車の業界団体で定めたガイドラインはありませんが、大手の買い取り店では独自のルールがあります。もちろん当店でも、独自に個人情報についての対策をしています。
記録簿ですが、中古車の場合は整備や走行距離の履歴を明らかにできるため評価の対象となりますので、個人情報が書かれている部分を切り取って廃棄しています。また、必要な書類以外は原則として廃棄を徹底しています。
カーナビについても同様で、リセット作業をおこなってからお客様に納車します。
さらに、前オーナーの要望があれば、買い取ったクルマをいったん販売店名義にしてから流通させることもあります。そうすることで、前のオーナーの情報を完全に消し去ることが可能です。
ただし、個人情報について規定のある業者間のオークションに出品する場合などは、そのまま次の販売店に渡すことも現実としてあります。
Writer: くるまのニュース編集部
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