セダンが他の車と同時に開発される理由 ボディ共用化の利点とは
これだけある! コンパクトカーとあわせて開発されたセダンたち
フィットアリアのほかにも、コンパクトカーやハッチバックと骨格部分が共通しているセダンは多数存在します。国産セダンのなかから、前述のグレイスも含め3車種ピックアップして紹介します。
●ホンダ グレイス
グレイスは2014年に発売された小型セダンです。当初はハイブリッド専用車として販売されていましたが、後にガソリンモデルも追加されました。
34.8km/L(ハイブリッドモデルのJC08モード数値)の低燃費や室内の広さは、基本設計が共通のフィット譲りといえます。
●スズキ SX4セダン
「SX4セダン」は、スズキが同車の小型クロスオーバーSUV「SX4」をベースに開発したセダンで、2007年から2014年まで販売されていました。
現在、SX4は後継車の「SX4 S-CROSS」へとポジションが引き継がれていますが、SX4セダンはこの代のみで販売終了となりました。
●日産 ティーダラティオ
「ティーダラティオ」は、日産が2004年に発売したセダンです。ベースとなったのは、ハッチバックの「ティーダ」で、室内の広さとインテリアの質感の高さはティーダ譲りといえるものでした。
日産は2012年にティーダラティオの販売を終了。後継モデルは車名を改称し「ラティオ」として販売されましたが、ラティオも現在国内での販売を終了しています。
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クルマの基本形といえるセダンは、販売面で主流ではなくなった今でも、一定の需要があります。別のクルマと設計を共有化するという方法は、効率化することでより良いセダンを作ろうとするメーカーの姿勢のあらわれなのです。
【了】
米国人がSDNが大好きですので、コンパクトカーSDNは昔から作られています。最近のデミオSDNのように国内で売られていないモデルもあります。