クルマの寿命はいつ? 愛車をいつまでも乗るためにはどうしたら良いのか
クルマの寿命は、一説で「10年10万キロ」といわれることがあります。しかし、気に入った愛車であれば、誰もがいつまでも長く乗りたいと思うはずです。本当の意味での寿命はいつ来るのでしょうか?
気に入った愛車であれば、誰もがいつまでも長く乗りたいと思うはずです。しかし、クルマは機械である以上故障は避けられないことです。ともなれば、自分のクルマはいつまで乗ることができるのかと誰もが疑問に思うことでしょう。今回は、「クルマの寿命はいつなのか」について迫りたいと思います。
クルマの寿命は、一説で「10年10万キロ」といわれることがあります。しかし、これはひと昔前にいわれていたことであるうえ、寿命というよりは「買い替えるタイミングの目安」であるといえます。
そもそも今のクルマは購入時から10年目、走行距離10万キロ程度では大きな部分が故障することはほとんどありません。それではなぜ「10年10万キロ」がクルマの寿命と言われているのかというと、「新車保証」の期限と「タイミングベルト交換時期」が関係してきます。
例えばトヨタでは、新車保証として新車登録時から5年間または走行距離10万キロまでを「特別保証」として保証しています。特別保証の内容は「シリンダーヘッド」などエンジンの主要構造部分、そして「トランスミッション」などの動力伝達装置、そして「サスペンション」や「エンジンコントロールコンピューター」など、走る・曲がる・止まるために必要な部品が保証の対象に含まれています。
これらの部分が保証されているということは、走行距離10万キロ程度ではほぼ壊れることはないとメーカーが認めていることになりますが、考え方によっては10万キロを超えると「いつ壊れるか分からない」とメーカーがいっていると取ることもできます。また、エンジン内のカムシャフトを駆動させる「タイミングベルト」が10万キロで交換が推奨されていることも、クルマの寿命と思われてしまう理由のひとつです。
それでは、クルマの寿命は一体いつなのかというと、その答えとしては「寿命はない」といえます。日本では「10年10万キロ」が未だに一つの目安とされていますが、海外ではそのような認識は一切なく、大切にメンテナンスされながら「20年超で20万キロ」、「30年超で30万キロ」などのクルマが今でも元気に走り続けています。
しっかりとメンテナンスをし続ければ、何年でも何万キロでもクルマは走り続けることができますが、メンテナンスを続けられる年数にはいつか限界が訪れます。そのときこそが、実質的な「クルマの寿命」といえるでしょう。
メンテナンスを続けられるのはいつまでかというと「純正部品の供給が終わるまで」がひとつの目安です。クルマは走行距離が増えていくほど部品が消耗したり、突発的な故障に見舞われることがあります。故障した部分を修理するには新しい部品が必要ですが、交換する部品が手に入らなくなってしまったら修理をすることができません。
純正部品の供給は国の法律によってクルマの生産終了から8年間とされており、メーカーはそれを超えた年数から部品を供給する義務がなくなります。人気のある車種であればメーカーは継続して部品を作り続けることもありますが、あまり人気がない車種であれば生産をやめてしまうので、新しい部品が手に入らなくなってしまいます。
「壊れた部分を修理をしたいのに新品の部品が売っていない」「中古部品もリビルト部品(中古再生品)もどこにもない」その時が来てしまったら、初めてクルマは真の意味で寿命を迎えるのです。
日本ではクルマの初年度登録から13年が経過すると、軽自動車では20%、登録車では15%分が増税されることになっており、まるで新車に乗り換えることを国が促しているようにも思えますが、諸外国ではそのようなことはなく、メーカーが生産終了した部品をサードパーティメーカーが製造するなどして、古いクルマを乗り続けられるようにする文化が根付いています。
日本でも常に法改正が行われていますが、「登録13年超の増税」が無くなることは今のところなさそうです。いつまでも大切な愛車に乗り続けたいと思っている人ができる対策は、自分のクルマのどこが故障しやすいのかをしっかりと調べたうえ、新品パーツが買えるときにストックしておくほかなさそうです。
【了】
軽自動車では20%、登録車では15%分が増税されることになっており、
↓↓↓
軽自動車では20%、普通車では15%分が増税されることになっており、…???
また、何税が増税されるのかを明示する必要があると思います。
なぜ、古い車を増税するのか、、、本当に今の政治は狂っている!!
経済的に厳しいから新車を買わず、中古車の軽自動車を買って長く乗っている。しかるの、そんな者に、まるで罰をくだすかのような増税とは、、、こんな政治をどうにかしたい。