日本デビューはある? トヨタ 新型ハイエースはなぜ海外で発表されたのか

トヨタ 新型ハイエースのコミューターは全長が6メーターに迫る

新型ハイエース タイ仕様 コミューター

 ところで、トヨタはなぜ新型ハイエースを日本ではなく海外でお披露目したのでしょうか? その理由は、ボディのサイズにあります。

 ハイエースの新モデルはロングボディが6m(従来比535mm長い)に迫るだけでなく、ショートボディでも全長が5265mm(従来比∔570mm)もあり、全幅も従来のハイエースのワイドボディに対して70mmも広い1950mmとなっています。つまり、これまでのハイエースよりもふた回り以上車体が大きくなったのです。

 これは海外で求められるニーズを反映したもので、日本におけるハイエースの姿とは少し異なるといえるでしょう。そのためトヨタも、今回のモデルは『海外向けの新シリーズ』としており、すべてのハイエースがこの新モデルに代わるわけではないことを示唆しています。

 気になるのは日本向けのハイエースがこの新型になるかということですが、トヨタは「新シリーズは新興国を中心とした国・地域に順次投入していきます。市場環境が異なる日本においては従来モデルのハイエースを継続していきます」とコメントしています。

 つまり、タイで発表された新型ハイエースは車体が大きすぎるのです。日本国内では、この新モデルが投入されることはないとみていいでしょう。

 しかし、「H200系」と呼ばれる 現行型はデビューから14年半が経過しているので、近い将来にフルモデルチェンジを迎えてもおかしくありません。日本仕様の新型ハイエースの登場を期待したいところです。
 
【了】

さすがにデカすぎ!タイ仕様の新型ハイエースを画像で見る(22枚)

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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コメント

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2件のコメント

  1. 宣伝がうざすぎる、度を越えてる。

  2. 教えて頂きたい事があります。4路線あると記載された高速自動車国道のうち、名神高速道路はどの路線のことでしょうか?現在建設中の新名神高速道路は、第1名神が無いため、第2名神の名称を変更したと聞いています。私が記憶している道路名称は中央自動車道(西宮線)ではなかったかと思います。

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