日本デビューはある? トヨタ 新型ハイエースはなぜ海外で発表されたのか
2019年3月27日から一般公開された、タイのバンコクモーターショー。そこには、トヨタの発表前からSNSで話題となっていた新型ハイエースが展示されていました。ハイエースとしては初となるセミボンネットを採用した新型ハイエースは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
トヨタ 新型ハイエースのコミューターは全長が6メーターに迫る
新型ハイエース タイ仕様 コミューター
ところで、トヨタはなぜ新型ハイエースを日本ではなく海外でお披露目したのでしょうか? その理由は、ボディのサイズにあります。
ハイエースの新モデルはロングボディが6m(従来比535mm長い)に迫るだけでなく、ショートボディでも全長が5265mm(従来比∔570mm)もあり、全幅も従来のハイエースのワイドボディに対して70mmも広い1950mmとなっています。つまり、これまでのハイエースよりもふた回り以上車体が大きくなったのです。
これは海外で求められるニーズを反映したもので、日本におけるハイエースの姿とは少し異なるといえるでしょう。そのためトヨタも、今回のモデルは『海外向けの新シリーズ』としており、すべてのハイエースがこの新モデルに代わるわけではないことを示唆しています。
気になるのは日本向けのハイエースがこの新型になるかということですが、トヨタは「新シリーズは新興国を中心とした国・地域に順次投入していきます。市場環境が異なる日本においては従来モデルのハイエースを継続していきます」とコメントしています。
つまり、タイで発表された新型ハイエースは車体が大きすぎるのです。日本国内では、この新モデルが投入されることはないとみていいでしょう。
しかし、「H200系」と呼ばれる 現行型はデビューから14年半が経過しているので、近い将来にフルモデルチェンジを迎えてもおかしくありません。日本仕様の新型ハイエースの登場を期待したいところです。
【了】
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1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。
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