人気HV車何が違う? トヨタ「プリウス」と「アクア」の差別化とは
「プリウス」はマイチェン 「アクア」はどうなる?
現行モデル(4代目)では、それまでの「プリウス」と比べて奇抜なデザインに変化を遂げます。対して、ユーザーからは『歌舞伎顔』といわれるなど不評な声が続出。
3代目モデルまでは、販売台数面において『プリウス神話』と呼ばれるほど好調でしたが、4代目モデルの外観デザインにおけるマイナス要素や他社にハイブリッドモデルが普及したという『プリウス以外の選択肢』という時代背景も影響して、一時期よりは販売台数が低迷し、2018年12月にはマイナーチェンジを行いました。
外観デザインの変更について、トヨタ広報部は次のよう説明しています。
「デザイン面では、従来モデルオーナーからも“抵抗があった”という声やクルマを選ぶ段階でも“デザインが残念”という声が多かったようで、デザインを変えなければということで変更して、『プリウス』の良いところを見てもらうためにも、『好んで頂けるデザイン』にしています」
一方で、前出の上馬店では、マイナーチェンジによるユーザーの反応を次にように話しています。
「マイナーチェンジ後のデザインを見たお客様からは、フロントフェイスの印象よりもリアデザイン(テールランプ)が変更されたことに興味を示される方が多いようです。
テールランプの下側まで延びた形状が苦手という方が多くいまして、それがマイナーチェンジで変わったことで好印象を抱くお客様もいました」
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マイナーチェンジを受け、好評な声が多い「プリウス」。性能面でも専用通信機DCMを標準搭載し、コネクティッドカーへと進化。さらに、安全面においても衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備するなど、時代を先取るクルマです。
対して、「アクア」は発売から9年が経ち、フルモデルチェンジの噂も出ています。しかし、販売台数は依然として好調なこともあり、いきなり大幅なモデルチェンジを行うリスクを考えると、まだしばらくは商品改良やマイナーチェンジが施されるくらいに留まると予想されます。
常に進化を続ける「プリウス」と街中の使い勝手に重点をおいた「アクア」。トヨタの売れ筋ハイブリッド車という一見似たような特徴を持っていますが、実際はニーズの異なるクルマだったのです。
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