アウディ第5のEV「Q4 e-tron コンセプト」を発表 世界的に人気のコンパクトSUVタイプ
アウディは2019年3月5日から開幕したジュネーブモーターショー2019で、同社から5番目に発売されるEVとなる「Q4 e-tron コンセプト」を発表。今回は世界的に人気のSUVタイプのEVで、アウディはあらゆるセグメントでEV化を進める模様です。
アウディが矢継ぎ早にEVを発売
2019年3月5日から開幕したジュネーブモーターショー2019で、アウディは同社で5番目のEVとして発売予定の「Q4 e-tron コンセプト」を発表しました。
アウディ「Q4 e-tron コンセプト」は、225kW(306馬力)のシステム出力を発生する2基の電気モーターによって走行します。
アウディの他のモデルと同様、このコンセプトカーにもフルタイム4WD「クワトロ」を搭載し、その優れたトラクションにより、0-100km/hをわずか6.3秒で加速し、最高速度は180km/hとなります(電子リミッター作動)。
なお、ハイパワーなモーターを作動させる電力を供給する82kWhの大容量バッテリーは、前後アクスル間のフロア下に搭載され、航続距離はWLTPモード(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)で450kmを超えるとし、このクラスのベンチマークを目指すといいます。
また「Q4 e-tron コンセプト」は、モジューラー・エレクトリフィケーション・プラットフォーム(MEB)をベースにしています。MEBは、コンパクトクラスからアッパーミドルクラスに至るまで、将来、フォルクスワーゲングループが製造する数多くの電気自動車に採用される予定となっています。
ボディサイズは全長4590mm、全幅1900mm、全高1610mm。外観は、シングルフレームグリルと4リングスのロゴによって、このクルマがアウディであることをひと目で識別することができます。
4つのホイールを強調する造形が施されたフェンダーは、未来のアウディモデルに採用されるデザイン言語を表現し、有機的で流れるようなデザインを備え、サイドビューを豊かにしています。
内装は、外観から想像するよりも遥かに広いスペースと快適性を備えていて、室内の上部は暖色系の明るい色を基調にする一方で、フロアには暗色系のカーペットが採用され、コントラストを醸し出しています。
速度、充電レベル、ナビゲーションといった重要な情報を表示する「バーチャルコックピット」は、ハンドルの後ろに設置。
AR(拡張現実)機能を備えた大型ヘッドアップディスプレイは新しい機能で、ターンインジケーターといった重要なグラフィック情報を、車両前方の道路上に浮かんでいるように投影することができます。
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アウディ「Q4 e-tron コンセプト」は、2020年末までに発表する5番目のEVと明言されました。
「e-tron」の販売はすでに開始されており、最初のクルマは2019年3月末までにはオーナーに納車される予定です。
2019年の後半には「e-tron スポーツバック」が発表され、中国市場専用に設計された「Q2L e-tron」も発売されます。
「アウディ スポーツ社」が開発中の4ドア・ハイパフォーマンスクーペ「e-tron GT」の市販バージョンの発表は、2020年の下半期に予定され、今回の「Q4 e-tron」も同時にデビュー予定となっています。
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