販売好調アルファロメオの次なる一手はディーゼル車導入 「ステルヴィオ」と「ジュリア」に搭載
ガソリンエンジンに見劣りしない性能のジュリアディーゼル
一方の「ジュリア」はどうでしょう。
SUVはともかく、アルファロメオのセダンにディーゼルをあえて追加する意味について平野さんは、「輸入Dセグメントセダン市場では15%から20%がディーゼルエンジンです。そこにジュリアが存在していますので、あえてガソリンのみの導入として、お客様の志向を限定してしまう必要はないと考えました。どのくらいポテンシャルがあるのかということも含め楽しみな導入です」といいます。つまり、かなり実験的な意味合いも含まれているようです。そして、ジュリアの中でのディーゼルの割合は「市場と同程度になれば」とコメントしました。
ちなみに「ジュリア」のトップグレードの「クアドリフォリオ」は15%程度の割合だそうなので、「それと同じくらいの割合をディーゼルが占めてくれると良いと思っています」と希望を語りました。
ユーザー層においても、「『ジュリア』のお客様はスポーツドライビングに対する興味や要求が強いので、そこがどの程度ディーゼルエンジンとマッチするかがポイントになるでしょう。パフォーマンス面でガソリンエンジンに見劣りする部分はありませんから、ディーゼルならではの航続距離や経済性、トルクフルな走りというメリットがどれだけそういったお客様に響くのかを興味深く見ていきます」とのことでした。
【了】