セダンとワゴンのいいとこ取り! 最新5ドアハッチバック5選

欧州メーカーの最新5ドアハッチバック

●メルセデス-AMG「GT 4ドアクーペ」

発表されたばかりの最新5ドアハッチバック「GT 4ドアクーペ」

「GT 4ドアクーペ」はメルセデス-AMGが独自開発した、ハイパフォーマンスな5ドアハッチバックとなっています。すでに欧州で2018年に発売していましたが「東京オートサロン2019」で日本初公開し、2019年2月14日に国内で正式発表されました。

 これまで、メルセデス-AMGの独自モデルは2人乗りの2ドアクーペモデル「GT」で、2014年に登場させていましたが、新たに4ドアモデルをラインナップ。

 トップグレードの「GT 63S 4MATIC+」は、V型8気筒4リッターツインターボエンジンを搭載し639馬力という大パワーを発揮。電子制御9速ATと4輪駆動システムは100%後輪にトルク配分ができる4MATIC+を搭載しています。また、「GT 43」と「GT 53」は直列6気筒エンジンに電動スーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせ、それぞれ367馬力、435馬力を発揮します。

 高い走行性能に加え、アピールポイントとして乗車定員が5人であること、そして高い積載性です。リアシートは大人であっても十分な空間が確保されており、荷室容量は461リッター、さらにリアシートを格納した場合、最大1324リッターまで広がります。

 ハイパフォーマンスカーに大人4名が乗り、人数分のゴルフバックも楽に飲み込む開口部の広いラゲッジルームを持つこのクルマは、5ドアハッチバックの理想形なのかもしれません。

●プジョー「508」

プジョーデザインの最新進化形態である「508」

 プジョー「508」同社のフラッグシップサルーンで、2011年に初代がデビューし、2代目となる現行モデルが5ドアハッチバックボディを採用し、2019年春に国内に本格導入される予定です。

 フランスでは以前から5ドアハッチバックモデルがフラッグシップサルーンとなることが多く、過去に公用車・社用車として使われることも多かった初代ルノー「サフラン」、シトロエン「XM」なども5ドアハッチバックボディでした。

 新型プジョー「508」はプジョーシトロエンの新世代プラットフォーム「EMP2」を採用し、全長は4750mmと最上級モデルとして控えめなものの、全幅1847mm、全高1404mmとのワイド&ローボディのスポーティな印象となっています。

 国内仕様はガソリンの1.6リッターターボエンジンとディーゼルの2リッターターボエンジンが搭載されます。先行導入する「508 ファーストエディション」はディーゼルエンジンの「508 GT BlueHDi」をベースにレザーシート、ナイトビジョンなど装備が充実しており、価格は577万円です。

 なお、本格導入後のラインナップでは価格は417万円からとなっています。

●アウディ「A7 スポーツバック」

美しい4ドアクーペデザインをまとった「A7 スポーツバック」

 2018年デビューの2代目アウディ「A7 スポーツバック」は、先代同様の美しい4ドアクーペデザインを踏襲した5ドアハッチバックです。

 エンジンは通常モデルでは340馬力と十分なパワーを発生するV型6気筒3リッターターボですが、「RS7 スポーツバック パフォーマンス」ではV型8気筒4リッターターボエンジンを搭載し、605馬力の大パワーを誇ります。

 このパワーを路面に伝えるため、走行メカニズムには、かつてラリー界に衝撃をもたらしたアウディのフルタイム4輪駆動システム「クワトロ」を採用しています。

 高速走行時の安定性向上や、雨や雪などでタイヤが空転しても瞬時にトルク配分を変更するなど、様々な路面状況でも安心して走行できるシステムを備えており、単にオフロードを走破するためとは別の思想で設計された4WDとなっています。

【了】

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