セダンとワゴンのいいとこ取り! 最新5ドアハッチバック5選

クルマの種類のなかには、セダンとワゴンのよいところを融合させたような5ドアハッチバックというタイプがあります。クーペのように流れるようなデザイン、セダンのような室内、ワゴンのような開口部が広いラゲッジスペース、と多様なニーズに対応しています。そこで、最新の5ドアハッチバック5車種を紹介します。

セダンのドライビングプレジャーとワゴンのユーティリティを備えた5ドアハッチバック

 クルマはボディの形状によって、ミニバン、SUV、セダン、ステーションワゴンなどのカテゴリに分かれます。その中で、セダンとワゴンのよいところを併せ持った5ドアハッチバックという形状が存在します。

5ドアハッチバックは売れないというジンクスを過去のものとした「プリウス」

 かつて日本では5ドアハッチバックは売れないというジンクスのようなものがあり、各社出しては消えてを繰り返していました。

 しかし、2代目以降のトヨタ「プリウス」という成功例が出たため、そんな考え方も一変します。

 クーペのように流れるようなルーフライン、セダンのように大人が十分に着座できる室内、ワゴンの様に開口部が広い荷室、それでいてスポーティなボディなど、多様なニーズに対応できるモデルとなっています。

 そんな5ドアハッチバック5台を最新モデルのなかからピックアップして紹介します。

●シビック「ハッチバック」

スポーティな5ドアハッチバックとセダンボディでカムバックした「シビック」

 海外では2015年に発売し、日本で2017年にデビューした現行のシビックは、「セダン」と「ハッチバック」「タイプR」をラインナップに加えました。そのうち、「ハッチバック」と「タイプR」は5ドアハッチバックボディとなっています。

 セダンと遜色ない居住性を実現した室内に、ベビーカーもすっぽり飲み込む開口部の広いトランクも特徴のひとつです。

 最もスポーティな「タイプR」に組み合わされる2リッターのK20C型VTECターボエンジンは、最高出力320馬力、最大トルク40.8kg-mを発生します。

 組み合わされる6速マニュアルトランスミッションや、電子制御されるダンパー、スロットル、ハンドリングには「スポーツ/コンフォート/+R」となりTPOに合わせたセッティングもボタンひとつで可能です。

 なお、通常の「ハッチバック」は1.5リッターVTECターボエンジンを搭載し「タイプR」ほどのパフォーマンスはありませんが、182馬力と十分なパワーを発揮し、CVTと6MTを選択できるなど幅広いユーザーに対応する5ドアハッチバック車となっています。

●トヨタ「プリウス」

2018年12月にデザインのテコ入れが行なわれた「プリウス」

 トヨタ「プリウス」は初代がセダンボディで登場しましたが、2003年に発売された2代目以降は5ドアハッチバックボディとなり、最大の特徴である低燃費に加えて、荷物の積載性も向上しました。

 2015年に発売された現行モデルの4代目「プリウス」は、さらなる空気抵抗低減を実現するため、「トライアングルシルエット(横から見て三角形に近似している)」のボディデザインを採用しています。

 本来は荷室容量や後部座席の頭上空間に影響が出てしまいますが、パッケージングの工夫で、容量とクリアランスはしっかり確保されています。

 ハイブリッドのメカニズムはもはや円熟の域に達した「トヨタ・ハイブリッド・システム(THS)」を採用し、徐々に進化してきた結果、軽自動車を含めても国産車燃費トップに君臨しています。

 しかし、当初燃費がJC08モードで40.8km/Lだった「E」グレードは、“顔”が変わった2018年12月のマイナーチェンジでは39.0km/Lに若干悪くなってしまいました。

 トヨタは先進安全装備の標準装備化の影響と説明していますので、燃費よりも安全性を優先したということです。5ドアハッチバック車のなかでも、燃費も使い勝手も安全性も優れた、もっとも実用的な1台といえるのではないでしょうか。

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