MotoGP公式テストでドゥカティ勢上位独占 2019年マシンの戦闘力の高さを示す結果に!

セパンで開催されたMotoGP公式テスト最終日、ドゥカティ・チームのD・ペトルッチ選手が全体のトップタイムを記録(非公式新記録)、ドヴィツィオーゾは4番手に!

2019年MotoGPはドゥカティ勢優位にシーズンが進む?

 ドゥカティの各チームは、マレーシアのセパンサーキットで開催された2019 MotoGP公式テスト全日程を終了し総合順位1位から4位まで独占しました。

テストを順調に進めるドゥカティ・チーム

 3日間行われたテスト最終日は、すべてのライダーが午前中のセッションに、ファステスト・タイムを目指してタイムアタックを繰り返し行い、前日よりも気温が下がりサーキット・コンディションが改善したため、D・ペトルッチ選手とA・ドヴィツィオーゾ選手はともに、昨年ドゥカティのライダーを務めたJ・ロレンソ選手(2019レプソルホンダ)が記録した非公式ベストラップ(1分58秒830)を上回る好タイムを記録しました。

 ペトルッチ選手は、32ラップを周回し、全体のトップタイム1分58秒239を記録。ドヴィツィオーゾ選手は、チームメイトと0.299秒差の1分58秒538のパーソナル・ベストで4番手となった。 最終日のテストでは、これまでとは異なる空力特性を備えた新しいフェアリングも試し、両ライダーともにポジティブな感触を掴んでいます。

 さらに、デスモセディチGPマシンを駆るプラマック・レーシング・チームのF・バニャイア選手とJ・ミラー選手も力強いパフォーマンスをみせて、それぞれ2番手と3番手タイムを記録。上位4台をドゥカティ勢が独占し、戦闘力の高さを示しています。

#09 Mission Winnowドゥカティ・チーム D・ペトルッチ選手

 #09 Mission Winnowドゥカティ・チーム D・ペトルッチ選手(1位)1分58秒239

「今日は最初からうまくいった。2回のタイムアタックをする予定だったが、リアにミディアム・タイヤを履いた1回のアタックで十分だった。ダッシュボードに表示されたラップタイムを見たときは、本当に嬉しかった。その後、新しいアイテムを試す通常の開発作業に戻ったが、テスト中盤に新しいフェアリングを試したときに、クラッシュしてしまった。手にマメができていて少し操作に支障があったので、早めにスケジュールを切り上げることにした。カタールで行われる次のテストまでには、治療して万全の状態にしたい。全体としては、非常に素晴らしいテストができた」

#04 Mission Winnowドゥカティ・チーム A・ドヴィツィオーゾ選手

 #04 Mission Winnowドゥカティ・チーム A・ドヴィツィオーゾ選手(4位) 1分58秒538

「3日間を通してポジティブなテストだった。シーズン開幕戦までにあと1回のテストしか残っていないので、今日は再び限界までプッシュすることが重要だった。昨日は、レースと同じ状況を再現してコンスタントに走行することを心掛けたが、今日はタイムアタックを行って、かなり良いタイムを出すことができた。ドゥカティのマシンが上位を独占していることを見ても、僕たちのマシンのポテンシャルが高いことがわかる。新しいフェアリングも試したが、良い感触だった。結論を出すのはまだ早いが、セパンのテストには満足している。カタールでは、さらにマシンの開発を進めたい」

【了】

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