「そういえばあったね!」 昭和では当たり前だったクルマあるある5選
クルマ業界は凄まじい進化を遂げている
●スパイクタイヤ
当時は、当たり前のように装着していたスパイクタイヤは、1991年以降に特別な状況やクローズドの競技以外での使用は法律で禁止されています。
スパイクタイヤの販売は1985年がピークでしたが、凍結路での走行ができるようにタイヤの接地面に金属製の鋲を打ち込んでいました。
そのため、路面標示の損傷やアスファルトを削って巻き起こす粉塵が地域住民の健康に悪影響を与えると判断され、1990年に「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」が発布されます。
凍結路でも氷に鉄のスパイクを履いて歩いているような安心感があったスパイクタイヤも、社会情勢によって存在を継続できなくなりました。
●バッテリー補充液
最近では見かける機会が減りましたが、昭和の頃はカー用品店やホームセンターなどには『バッテリー補充液』のボトルが何種類も販売され、売り場の一角を占めていました。バッテリー内の電解液が減った場合は、精製水もしくはバッテリー用補充液を補充する必要があったからです。
その後、バッテリー液の減りが少ないメンテナンスフリーバッテリーが登場すると補充の必要が大幅に減りました。まして、昨今のハイブリッド車やアイドリングストップ車のように密閉型の専用バッテリーが搭載されている車種に乗っている方にはほぼ関係のない話になっています。
ただし、メンテンナンスフリーバッテリーでもバッテリー液が減らないことはありません。車両側の充電装置にトラブルがあればバッテリー液の著しい減少を招きます。
点検窓の確認や光に透かしてバッテリー液の減りがあると感じた場合は、故障している可能性もあるので早めに修理工場に相談した方が良いでしょう。
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昭和を知る世代には、『あるある』と懐かしくなるものを紹介しましたが、いま当たり前のものも次の世代になれば懐かしくなるものに変わります。クルマを通して当時を思い出すのも良いかもしれません。
【了】