日産「リーフ」ヨーロッパ市場でトップセラーに EV大国ノルウェーで売上好調な理由とは?

2009年に日本で発売された日産の「リーフ」は、世界で38万台以上が販売されている電気自動車の代表車種です。

発売から8年間で地位を確立した日産「リーフ」

 2019年1月21日、日産ヨーロッパは同メーカーの電気自動車「リーフ」がEV大国であるノルウェー市場と、ヨーロッパのEV市場で2018年の販売台数トップに輝いたと発表しました。

日本でも販売される「リーフe +」

 2009年に日本で販売を開始した日産「リーフ」は、環境・社会・経済の3つの観点から世の中を持続可能にしていくという考え方を意味する「サステナビリティ」に拘り続けることで、欧州をはじめ、世界各国で受け入れられるEVへと成長を遂げています。

 日産ヨーロッパは今回の結果を踏まえ、「リーフ」に最大385kmの航続距離を実現した62 kWhバッテリー搭載車「リーフe + 3.ZEROリミテッドエディション」と、情報をより楽しく得られる最新のインフォテイメントなどを備えた「リーフ3.ZERO」を追加ラインナップすることで、同EVの魅力をより高めていくと発表しています。

 今回の発表に際し、日産ヨーロッパのマーケティング部は「この結果は、日産のEVが持続可能なライフスタイルの選択肢として短期間でその地位を確立したことを証明するものです。これは、リーフがEV世界販売台数トップとなる38万台を売り上げていることからも分かるでしょう」とコメントしています。

「リーフ」が自動車全体の販売台数トップとなったノルウェーでは、2016年に小型車の購入を促すことを理由に、車両重量が2トンを超えるEVやPHVを対象に新たに税金を課すと発表しましたが、同モデルはその対象とならないため、好調な売り上げに繋がっていると考えられます。

 また、国際エネルギー機関(IEA)の統計データによると、ノルウェーは資源大国であるにも関わらず再生可能エネルギーの一つに挙げられる水力発電の割合が95%以上を占めていますが、そうしたクリーンなインフラ環境もEV普及の要因となっているのかもしれません。

 2019年1月23日より国内でも販売される「リーフe +」は、価格(消費税込)324万3240円からとなっています。
 
【了】

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