路上で見たら二度見しちゃう!? 変わり種オープンカー5選
日本でも1989年にユーノス「ロードスター」が発売されて以来、オープンカーがとても身近になりました。そこで、これまでに販売されたオープンカーのなかから、非常に個性的なデザインのモデル5車種をピックアップして紹介します。
個性的なデザインのオープンカー
この記事が配信されるのは冬ですが、じつは冬のオープンカーも気持ちの良いものです。もちろん寒いのですが、足元をヒーターで温めつつドライブ用のコートを着るというのが、英国流の楽しみ方です。
日本でも1989年にユーノス「ロードスター」が発売されて以来、オープンカーがとても身近になりました。そこで、これまでに販売されたオープンカーのなかから、非常に個性的なデザインのオープンカー5車種をピックアップして紹介します。
●BMW「Z1」
日本ではバブル絶頂期だった1989年、BMWから奇抜なデザインの「Z1」が発売されました。一見すると普通の2シーターのオープンカーですが、この1台のためだけに、さまざまなアイデアが盛り込まれていました。
屋根はオーソドックスな幌タイプですが、ドアが電動で下方向に格納されるというギミックになっていました。つまり、ドアを開けるというよりも格納するというものです。
さらに、スチール製のシャシにプラスチック製のボディパネル装着する構造の車体となっていました。気軽に着せ替え(色替え)ができるというアイデアがあったようです。
日本では正規に販売されませんでしたが景気が良かったという背景もあり、並行輸入や、正規ではアルピナ製が輸入されています。
希少なクルマですが、いまも中古車として流通していますので、興味がある方は検索してみてください。なお、ドアのギミックはトラブルが出やすいようです。
●スマート「クロスブレード」
ダイムラーグループと、スイスの時計メーカー「スウォッチ」が共同で立ち上げた会社「MCC」からスマートは誕生しました。
スマートは2人乗りのコミューター的小型車で、頑丈なシャシにより、当時のメルセデス・ベンツ「Eクラス」と正面衝突しても、キャビンに生存空間が残るほど安全という作りになっていました。
このスマート「クロスブレード」はもともとコンセプトカーで、ショーに出展されたものを市販化したかたちになります。
画像をご覧の通り、屋根はおろかフロントウインドウもなく、ドアの代わりにバーが装着されていただけとなっています。
日本では2002年に限定25台が販売され、完売。追加で2003年に39台が同じく限定販売されました。エンジンも素のスマートからチューニングされ70馬力になり、専用デザインのホイールも装着されました。
「クロスブレード」を普段使いするのは、とにかく目立つということや、雨の問題もあり、かなり厳しかったことでしょう。おかげで、程度のよい車両がいまも中古車で販売されています。